シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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捌いて魅せます

そんなこんなでちょっと別のお話を2回ほど挟みましたが、久しぶりに魚料理のお話

魚の話は今回で完結ということで、やっぱりモルディブに来たら食していただきたいお魚ナンバーワンのこちらから。


カツオ(スズキ目サバ科カツオ属)。世界中の熱帯、温帯海域に広く生息しており、モルディブでもマグロ、カジキに並んでよく食される魚。
大きさにもよりますが写真のカツオは2尾で50ルフィア(300円弱ぐらい)。比較的高級なおさかなで、50センチぐらいの大きいものになると1尾150ルフィアとかもうちょっと高くなったりすることもありますが、モルディブ人はよく買っています。

上の写真を見てもわかるとおり、カツオはどういうわけか捌いてくれるサービスがあり、頭と内臓を取って皮を引いた状態で買うことができます。


で、やっぱりカツオといえば炙ってたたきにすると絶品。刺身ももちろん旨いです。
他には角煮にしたり唐揚げにしたり、しょうが焼きとか照り焼きなんかにしてもおいしくいただけます。でもやっぱり生がいちばん旨く、高いだけのことはあります。

高いといえば、日本では高級魚のコチラも。


ヒメダイ(スズキ目フエダイ科ヒメダイ属)
日本ではそれなりのお金を出さないと食べられない高級魚ですが、モルディブではこの大きさでたったの10ルフィア(50~60円ぐらい)で、完全に雑魚扱いです。

いやいや、それでもこんなでっかいヒメダイがそんなに安いってことは、コレひょっとして古いのかな?とも思いましたが、別に変な匂いもないし、刺身にしても翌日おなかを壊すこともありませんでした。ホントに雑魚なんだね。


あと、頭と胴体をそのまま兜蒸しにしたら白髪ネギをふりかけ、熱したゴマ油をジュワっとかけてポン酢で食う、とか、ちょっと崩れてしまった身とか尻尾の方の中途半端な身をアラと一緒に炊飯器にぶち込んで鯛めしとか、そんな贅沢料理もできるし、あとは粕漬けにしたり味噌を塗ってホイル焼きにしたり、たった10ルフィアでものすんごい贅沢気分を味わうことができます。

そして鯛のお仲間のコチラも。


ヨスジフエダイ(スズキ目フエダイ科フエダイ属)
黄色い背中に青いラインがきらびやかな姿。その見た目からもわかると思いますが、南日本からインド洋にかけてのサンゴ礁に生息する南のお魚。モルディブではアジやタカサゴと並んで大量に売られているのをよく見る魚のひとつ。なのでお値段もお手ごろで4尾20ルフィア(100円ちょっと)


…が、私が買ったのがたまたまそうだったのか、あまり肉付きもよくないし身も崩れやすいしなんか捌きにくかったので、うまいこと切り身にできず、とりあえず一匹をたたきにして他のは頭と尻尾を切り落としてそのままの姿で蒸したり煮つけにしたりホイル焼きにしたり。
悪くはなかったんですが味もなんか淡白で今ひとつかな、って感じでした。

そして、


タコ。

このグロテスクな生物を世界で最初に食べようと思った人はすごいな。ほんで、この生物に「タコ」という名前をつけた人もまたすごいな。もうこいつは「タコ」以外の何者でもないもんな。

しかしタコはあまり食べないからか、またはあまり市場に出ないからか、けっこう高級で小さめのが一匹90ルフィア。私のような貧乏人にはなかなか手が出せない一品。

基本的に内臓を取り除いた状態で売られているので、買ったらそのまま洗って塩で揉んでぬめりを取り、茹でてからテキトーに切って冷凍保存しておけば色んな料理に使えるのでなかなか重宝します。


茹でる前に足先をちょんちょんと切ってたこわさにしたり、茹でたのをそのまま切ってポン酢とか醤油をつけて食うだけでも十分旨いですが、


やっぱりマリネとか、もっとシンプルに酢だことか、


もっと手間をかけて炒飯に入れたり、中華丼を作ったり、から揚げにしても旨い。

そして、タコといえばこちらも。


イカ。
タコほどではありませんがイカもまた高級で、しかも相場が変動するので基本的に時価売買されています。
基本的に写真のと同じぐらいの大きさのイカでだいたい1パイ50~100ルフィア


しかし、イカもまたタコと同じくいろいろ重宝するので、部位ごとに捌いて冷凍。
ナマ食としてイカそうめんにしたりイカオクラにしたり、


天ぷら唐揚げカレーパスタに入れたり、シンプルにしょうが醤油で炒めたり、捌くときに墨袋を取り出しておけばイカスミパスタも作れます。

また、イカは内臓や目や口などその他の部位もとっておき、


釣りに使う練り餌を作ることもできます。
イカエキスと小麦粉だけで作るこの練り餌、モルディブのお魚たちの食いつきもなかなか良かったんですが、


実際のところそう頻繁に釣りに行くこともなかったというのもあり、私のモルディブでの釣果は、結局上の写真のちいこいハタクマドリ(モンガラカワハギ)だけでした。

…と、こうして振り返るとやっぱり魚ばっか食べてた約1年だったんだなぁ、と思いつつ、これだけ食べてもまだモルディブで獲れる魚の種類は半分も制覇していませんが、このようにモルディブの魚中心の食生活もあと2週間もしないうちに終わってしまいます。

でも日本に行けばもっと旨い魚料理が食べられるんですよね。高いけど。
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捌いて頂戴

というわけで、ほとんど私の個人的な記録のための記事になってしまっていますが、前回の続きの魚料理のお話です。

しかし、この記事を書くにあたっていろいろ写真の整理なんかをしていると、改めてモルディブに来てこれだけの魚を食ってるのか、と思っていて、右の写真は私の家の冷凍庫なんですが、常にこんな感じで捌いた魚でいっぱいになっていて、内訳としては冷凍魚75%肉類5%、冷凍用に加工した野菜10%、その他保存食10%ぐらいでしょうか。

そんなこんなで以前フィッシュマーケットについて書いた話の中で「モルディブ人並みに魚を食うぞ」なんてことを書いたんですが、それもまんざらウソじゃないような気がしないでもないような感じです。

…と、そんなわけで今回も行ってみましょう。


オオメカマス(スズキ目カマス科カマス属)。この大きさで20ルフィア(100円ちょっと)。

インド洋で獲れるカマスは他にアカカマスタイワンカマスオニカマスなんかもあって、マレのフィッシュマーケットではこのオオメカマスとオニカマスなんかをよく見ます。

この見た目にカマスという名前がなかなかカッコいい、さらに英語でbarracuda(バラクーダ)というのもカッコいい。

でもそんなに頻繁に市場に並ぶこともないのでそれなりのお値段。そしてそれなりの値が張るということは、おいそれと買う人もそんなにはおらず、そうなると獲れたのに売れず、値を下げて翌日も市場に並んだりすることもあり、このとき私が買ったのも今にして思えば古いのをつかまされてしまったらしく…、


身の締まった旨そうな白身なんですが、刺身にしたら翌日おなかを下してしまいました。


でも煮付けにして卵とじにしたり、塩焼き天ぷらなどちゃんと火を通して食べたらそりゃあもう旨かったです。

また、見た目のカッコよさでいえばブサカワ系のコチラも。

オオモンハタ(スズキ目ハタ科マハタ属)。大きさにもよりますがこれくらいので3尾10~20ルフィア。
ハタはこれだけじゃなく色とりどりのいろんな種類のが並んでいて、しかも安い。そして旨い。


やはりハタといえば見た目のブサイクさを存分に生かしてそのまんま蒸したり揚げたり、あとは旨味のある出汁がでるということで煮物や鍋料理なんかにすると旨いということで粕汁なんかを作ったりもしました。

モルディブ人も「ハタといえばスープ」というくらい、煮込んで旨味を発揮する魚です。

そして、やはりモルディブに来たら南国らしいお魚も食べたいよね、ということで、

タカサゴ(スズキ目タカサゴ科クマササハナムロ属)。3尾20ルフィア。

鮮やかな青色が美しくいかにもあったかい海の魚、という感じですが、日本でも沖縄ではグルクンという名で親しまれ、よく食べられているらしい。
でも実はモルディブで獲れるのはタカサゴではなくニセタカサゴという種類のようです。


刺身煮つけにしたらちょっと淡白な感じでしたが、油との相性がよく、そのまんま素揚げにしたり味噌とバターでホイル焼きにしたりすると美味でした。

…と、こんな感じで毎週のように魚を買っては捌き、なんてことを繰り返していると、さすがに「ちょっとめんどくさいな」と思うときもあって、そんなときはやっぱり切り身。ということで、


バショウカジキ(スズキ目マカジキ科バショウカジキ属)の切り身。基本的にひとつ一律20ルフィア。

フィッシュマーケットの話を書いたときにマグロの切り身にも触れましたが、カジキやマグロのような大型魚は基本的に切り身で売られています。

しかもモルディブ人はマグロの部位とかにはあんまり興味がないらしく、とにかくザクザク切った先から並べて全部おんなじ値段で売られているので、市場に並んでるのを吟味して選べば脂ののったトロなんかもお買い求めできます。

それに切り身にしてしまっているので売れ残りが翌日も並ぶ、なんてことがなく、どれも新鮮。


身も分厚いので刺身にしたり、ステーキなんかにすると贅沢気分が味わえるし、シンプルなスープでもじゅうぶん旨い。

で、マグロやカジキのような大型魚が切り身にされてそのまま売られているということは、こんなものも買うことができるわけで、

マグロの内臓
心臓胃袋レバー卵巣と、もうひとつはよくわからなかったので調べたところ幽門垂と言われる部位だそうで、これが1セット15ルフィア(80~100円ぐらい)。


日本ではなかなか食べる機会のない珍味ですが、モルディブでは一般的に食べられているのかな?買ってる人はよく見かけます。
ホイル焼きにしたり煮込みにしたりモツ炒めにしたり、これがあれば白メシ何杯でもいけそうだけど食べてるうちに飽きてくる、でもたまーに食べたくなる。そんな一品です。

…と、ここまで紹介しただけでもずいぶん魚ばっか食べてるんだな、と思ってしまいますが、このお魚料理の話はまだ続きます

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捌いて候

モルディブでの生活もなんだかんだで残り1ヶ月を切ってしまいました

やはりシリアと比べてしまうとどうしても愛着は沸かず、日本でバタバタしてるうちに突然来させられてしまったこの外周5キロの狭くるしい島。当初は何の未練もなく帰国することになるんだろうなぁ、などと思ってはいましたが、やはりそれなりの期間を過ごせばそれなりに思い入れる部分はあるものです。

とはいえ、どうしてもシゴト面でいまひとつ充実せず、人間関係もほとんど構築されない都会生活を強いられていた私にとって、モルディブで過ごす1年弱は学校生活ではなく私生活をいかに楽しむか、というところにかかっていました。

というわけで、今回から数回に分けて私がいかにモルディブを満喫していたかをまとめてみようと思います。
そんなに大げさなことでもないんですがね。

…で、モルディブといえばやはり

だいぶ前にこのブログでも書きましたが、マレには観光スポットにもなっているフィッシュマーケットがあります。
毎日大量の魚が海から上げられてはすぐ運び込まれ、次から次へ飛ぶように売れていくこのフィッシュマーケット。間違いなく私のマレ生活におけるお気に入りの場所ベスト3に入る場所で、毎週末ここで魚を買っているうちに馴染みとなった漁商のおっちゃんもいるほどになりました。

思えば私がこれまで生活していた海外の国々、フィリピンでは台所のある家に住んでいなかったのでほぼ毎食外で食べてたし、ベトナムでは3食すべて事務所が用意してくれていたので魚料理どころかそもそも自炊をすることがなく、ウズベキスタンモンゴルは内陸の国なので魚はあまり食べないし、市場に並んでいても高かったので自分で買うことはなかったし、シリアでは魚を売ってることは売ってたけど私が住んでいたアレッポでは淡水魚ばっかで泥臭いからあまり魚を買ったりすることもなく、これまで魚をさばいて調理する、という道を一歩も通らずにここまで来た私

ここはせっかくモルディブまで来たんだから、ひとつ魚と戯れる日々を送ろうということで、またここで私がモルディブに派遣されることになったということは、誰かが私に「魚料理を極めよ」と言ってるんじゃないかと思い込み、数々の魚を捌いてきました。

というわけでまずはこちら。


サバ(スズキ目サバ科ニジョウサバ属)
モルディブで捕獲できるのはニジョウサバと呼ばれる種類。2尾10ルフィア(50円ぐらい)。

そしてサバといえばやはり

サバの味噌煮シメサバ
あとは唐揚げにしたりオシャレにバターソテーとか、アラで出汁をとってスープにしたり、なかなか万能なヤツではありましたが、結局サバを買ったのはこれ1回きりでした。

そして、


メアジ(スズキ目アジ科メアジ属・南日本から全世界の暖流に生息)。
小ぶりなものが3尾10ルフィア。


やはりアジは刺身たたきか、または2枚に開いてちょこっと天日に干して塩焼き、というのがいちばん旨かったです。
またはアジフライとか南蛮漬けみたいに手間をかけてみたり、小ぶりなので骨をそのまま揚げて骨せんべいにしてもおいしくいただけます。

さらにさらに、


クサヤモロ(スズキ目アジ科ムロアジ属)
その名の通り日本ではくさやに使われるムロアジの仲間。4尾15~20ルフィア(100円弱)。

モルディブでは上のメアジとこのモロがもっともよく食されるようで、いつ行っても必ず大量に売られていてしかも安い。


そのうえ刺身塩焼き煮つけ唐揚げムニエルソテー照り焼きと、どんな調味料とも相性がよく、煮ても焼いても揚げても、そしてもちろん生でも食えるので、私もいちばん多く買っていたお魚がモロでした。

ついでにもうひとつ。


ヒラマサ(スズキ目アジ科ブリ属)
太平洋からインド洋まで広く生息するブリの仲間。身が張ってて見るからに旨そうなヤツです。1尾25ルフィア(130円ぐらい)。


刺身天ぷら照り焼き。そしてヒラマサといえばブリのお仲間ということで、大根と一緒に煮込んでブリ大根ならぬヒラマサ大根
でもやっぱりヒラマサはそこそこ値の張るお魚だったので、なかなか手が出せませんでした。

これ以外にもまだまだ多くの魚を捌いておりましたが、他の魚はまた追って随時まとめ記事にします。


それにしても、やはりこれだけ魚料理を作っていたので、一般的に食されている魚なら開きとか三枚おろしなんかにするのもずいぶん手際よくできるようになりました。
それだけでもモルディブに来た甲斐があったもんだと思っております。


というわけでまだまだつづく

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