シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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たっぷり2時間カーニャック

いやはや、前回の記事で「更新強化月間」などと言っておきながら、なんだか仕事に追われてしまい、いろいろ書こうと思っていたこともすっかり季節外れのネタになってしまい、そんなこんなで1週間も経ってしまいました。

しかし、ゆるゆるだらだらと続けてきたこのブログも、思えばそろそろ1年になろうとしています。…ということは、ちょうどベトナム赴任と同時にはじめたわけだから、一年前の今頃はベトナム出発の準備に大わらわで、それを考えるとなんかいろいろあった一年だったなぁと改めて思います 。
ベトナムでの任期は1年だったので、当初の予定では今ごろ同僚の先生たちと「いやぁ、一年間おつかれさまでしたー。どうしましょう、契約更新しますか?」みたいな会話が交わされてもおかしくなかったんでしょうが、私と同時期にベトナムに渡った日本人教師(私も含めて3名)は、全員が任期終了を待たずにそれぞれが「帰国」「ホーチミン市内で転職」「別の国に赴任」という道を選択。いやぁ、人生何があるかわからんもんですなぁ…。

しかし、なんだかんだ言って私自身もベトナムという国は好きだし、こうして冬のモンゴルにいると、やはり熱帯の国が懐かしく思い出されるというのも事実。…うーん、みんな元気かなぁ。

で、どうせ外は寒いから休日などは必要な買い物や特別な用事がない限りはアパートに引きこもっていて時間もあるし、書くだけ書いてまだ公表していないベトナムのネタもあるので、そんなのもこれからもときどき書いていこうと思います。

そんなわけで今回は、モンゴルのお話はちょっとお休み。
今は昔のベトナムの話でお茶を濁してしまいます。

いまから4ヶ月ほど前になりますが、ベトナムでの滞在日数も残り少なくなったある日、とにかくベトナムにいるうちに行っておきたい場所、見ておきたいものを時間の許す限り片っ端から見ていく計画を実行していました。
そのなかでも「どうしても見逃すわけにゃいかん」と思っていたものの一つに「Ca Nhac(カーニャック)」というものがありました。

カーニャックとは、平たく言ってしまえば「歌謡ショー」なんですが、ホーチミン市内を歩いているとそこかしこに会場があり、平日も休日もかまわず毎晩行われております。歌謡ショーと言っても、出演するのは歌手だけでなく、コント集団などによる演目もあってなかなかバラエティに富んだもので、ベトナムにおける人気大衆娯楽の一つとして位置づけられています。

会場には昼間のうちからその日の出演者の顔写真入り看板が掲げられ、特に週末になると有名歌手、大物歌手が多く出演するということもあり、チケットも少々割高になっています。


夕方になると、会場前には様々な露店が並び、徐々に開演前のにぎわいを見せ始めます。


6時半ごろ、入り口横のチケット窓口がオープン。チケットを購入し、会場へ。客席に座っている人はまばら。「ここでホントに魅惑の歌謡ステージが繰り広げられるのか?」と、軽く疑ってしまいたくなるほど空席が目立つ淋しい会場っぷり。しかし、このカーニャック会場、さすがに市の中心部の大通りに面したところにある野外ステージだけあって、開場直後こそ閑散としていましたが、徐々に人々が集まり、開演直前にはかなりの集客力を見せつけていました。
そんなこんなで7時45分、いよいよショーの開演です。

司会進行のお姉さんがなにやら簡単な挨拶をしたあと出演歌手の紹介。

まずはバックダンサーを率いた若手男性アイドルが登場し、さほどうまいとも思えない歌と踊りでとりあえず会場を暖めます。

で、その後は歌あり踊りあり、笑いありとバラエティに富んだステージが繰り広げられます。


私が見たのは土曜日のステージだったので、現在売り出し中の若手女性シンガーとか、小学生ぐらいの女の子の間で人気のアイドルが出てきたりしてかなり豪華なステージ。しかも、トリをつとめたのは歌って踊れて笑いも取れるベトナムの超大物歌手「Ngoc Son(ゴックソン)」が登場。
2時間強のステージで15組のパフォーマンスが休みなく続き、これでたったの35000ドン(250円くらい)はかなりお得ですよ。

しかし…、しかしである。
どうしても気になってしまうことがただひとつ。

……観客の反応。

なんか、客席に座っているみんなが「じぃっ」とステージを凝視し、まったく盛り上がりを見せません。
ステージで歌っているのはそれなりに有名な人気歌手だったりするのに、客席からは「ワー」とか「キャー」とか「イエー」とか「カーく~ん♡」みたいな黄色い声援が飛び交うこともなし。艶っぽい女性歌手がボディコンシャスなドレスに身を包み、腰をクネクネさせながら歌っても、お父さんがたが鼻の下を伸ばしてステージに釘付けになってしまい、隣に座っているお母さんに腕をつねられ「イテテ」となるようなこともなし。そればかりか、ステージの上では「芸能人」が歌い踊っているというのに、遅れて会場に入った客は腰をかがめるなどの配慮もなく堂々とステージ前を素通り。
挙げ句、ステージには目もくれず一心不乱にメシ食ってるヤツとかもいる始末。

ベトナム歴の浅い日本人が見ても、テレビで何度か見たことのある歌手だったり、ラジオでよく聞く歌なんかが歌われているのにも関わらず、客席の反応を見るとまるで「町内会のカラオケ大会」のようなテンションの低さ。

それでもベトナム人てのは歌を聴くのも好きだし、カラオケも好きだし、この手のライブ鑑賞なんかも好きなんだけど、やっぱりこういうところで「社会主義的感性」みたいなものが出てしまうんでしょうか…。

あ、ついでにもうひとつ「なんか社会主義的」だなーと思ったのが、

ショーが繰り広げられている舞台の後ろの「銃」のデザイン。なかなかニクいセンスしてます。

しかし、毎晩2時間たっぷり繰り広げられるこのカーニャック、私自信もどうして最後の最後になるまで行かなかったんだろうと後悔するくらい、隠れたベトナム観光スポットとしての魅力満載なので、ベトナムに行く機会がある方はぜひ会場に足をお運びくださいませ。
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モスクのカレー屋さん

なんだかんだでベトナムでのお仕事もそろそろ終わり。帰国日が迫って参りました。といっても、まだベトナムネタで書いていないものもいくつかありますが、ベトナム滞在中に更新するのは今回の記事がおそらく最後になるだろうと思われます。

と、ゆーことで、何を書こうかいろいろ考えたのですが、最後はありがちなベトナム生活者のブログらしく「ホーチミン市のおすすめグルメ情報」などを書いてみようと思います。

そんなわけで今回は、ベトナムのカレー屋さんの話です。

東南アジアを代表する料理の一つとして「カレー」というものがあります。
ベトナムにもマイナーながらカレー料理があります。サラサラの液体カレーにフランスパンを浸して食べるものなんですが、やはりこのカレー、どちらかというと家庭料理的なもので、ときどき道ばたで売っているおばさんなんかを見ることもありますが、基本的に外国人がベトナムで一人で生活していても食べる機会はあまりありません。

さらにホーチミン市内にはタイ料理やインド料理の店が何軒かあるものの、どこも高級。私のような貧乏生活者には敷居が高い店ばかりです。
しかし、考えてみればインドやパキスタン、タイあたりからベトナムに働きにきている人もいるわけだし、もっと庶民的なカレー屋も探せばきっとあるはず。

で、がんばって探してみたところ、けっこうリーズナブルなインドカレーのお店もけっこうあるもんだということがわかりました。

「Dong Du 通り」といって、高級ホテルにレストラン、みやげ物屋など、ホーチミン市でもわりとお金に余裕のある旅行者の方々がお買い物をするようなエリアがあるんですが、その一角、高級感ただようお店に挟まれ、所在なさげに「もっさい感じ」を醸し出している右写真のこのお店、その名も「BOMBAY(ボンベイ)」
(写真では全然わかりませんが、ホントにこの店の周りには高級ホテルとか高級レストランなんかが並んでいます。)

さすがに、ベトナムローカルの庶民的な安食堂に比べれば多少は値が張りますが、町中にあるインド料理店と比べれば遥かに庶民的。「月に1~2回ぐらいは贅沢してもいいかな(ただしその日は一食抜き)」と思わせてくれる程度に良心的なお店です。


野菜カレーとパラタス、調子に乗ってレモンジュースも頼んで全部で38000ドン(約270円)。ボリュームもあるので腹一杯になるし、もっと安いメニューももちろんあります。

このお店、ホーチミン市内に暮らしているインド系、アラブ系の方々もよく利用しており、店の雰囲気も家庭的で居心地がよく、なかなかいい感じです。
もちろんカレーもウマいです。

しかし、これだけで安心していてはベトナムのカレー道を邁進できません。

この「BOMBAY」と同じDongDu通り、高層ホテルの合間で窮屈そうにたたずむモスクが1軒あります。

このモスクに入り、右手奥のほうに進みます。

バイクの駐車場もかまわず今度は左手奥へ…

と、そこには食堂が…。

看板もすっかり朽ち果てて見づらくなってしまっていますが、ちゃんとベトナム語で「An Do Cari(インドカレー)」の文字が確認できます。

奥に進むと、でっかいテーブルの上に作り置きされたでっかいカレー鍋があり、その中から好きなものをチョイス。メニューはビーフ、チキン、シーフード、オクラ、そして「モスクなのに」ポークカレーまであります。さらにお好みでミックスも可能。

そんなわけで…


オクラカレー(ごはん付き)15000ドン(約100円)
調子に乗ってスプライトを頼んでも22000ドン(約150円)足らず。

ぶっといオクラがゴロゴロ入っててウマいです。

ホーチミン市にお住まいのカレー好きのみなさま、または近いうちにホーチミン市を訪れる予定のある方、カレーが食べたくなったらぜひお立ち寄りください。

世界のアップル・後編

前回の続きです。
まだ前回の記事を読んでいない方は、先に前回の記事「世界のアップル(前編)」をお読みください。

アップルストアのベトナム1号店にパソコンの修理を依頼した翌日、対応にあたってくれた店員の女の子から電話が入り、

店員「あれからアナタのパソコン見てみたんだけど、やっぱりハードディスクの交換しなきゃいけないって、ウチの技術者が言ってんだけど、どうする?交換する?ちょっと修理代高くつくけど…」
私「はぁ…、いくらですか?」
店員「120ドル」
私「…えと、それは全額で?」
店員「はい、全部で120ドルになります。」

まぁ、日本で修理に出すのを考えれば安いわなー、ということでハードディスクの交換を依頼。その日の午後に「修理完了」の電話が再び入り、翌日、受け取りに行きました。

と、店内に顔をのぞかせるや早速その場で起動し、パソコンの状態をチェックさせてくれたんですが、修理を施された後の愛機を見て吃驚!

…コンピューターのこととか、Macのこととかにうとい人はここから下はちょっとわからない言葉とかも出てくると思いますが覚悟してください。とりあえず、見た目が変わったというわけではないんですが、とりあえず外観のビフォアアフターを見て一息ついてください。


(左) 修理前 (右) 修理後

…んで、例えば同じようなケースで日本のアップルストアなんかに修理を依頼し、ハードディスクの交換を余儀なくされた場合、修理を施されたパソコンは「購入時の状態」で戻ってきます。つまり、いろいろインストールしたアプリケーションやら何やらはもちろん消えてなくなり、その都度アップグレードしたOSなんかも購入時の状態に戻され、またすべてイチからやり直しになってしまいます。

私のパソコンの場合、ハードディスクの容量は40ギガ、購入時のOSは確か「MacOS10.2.6」というやつでした。

丸4年使ってそれを「10.4.10」にまでアップグレードしたんですが、もし日本で修理に出したら、それが「10.2.6」にダウングレードされてしまいます。もちろんアプリケーションの類いもまたインストールし直さなければなりません。これが日本のアップルストアの修理の例。

しかし、ベトナムのアップルストアはひと味違います。

OSは最新のものがインストールされ、さらにPhotoshopだとかOfficeだとかその他モロモロの「店員セレクションによる便利ソフト」も勝手にインストール。しかもそれだけではなく、40ギガのハードディスクが頼んでないのに80ギガに大幅容量アップ!これでたったの120USドル!!

この感動、果たして何人ぐらいに伝わっているんでしょうか…。

でもね、フツーに日本のアップルの代理店とかサポートセンターに修理を依頼すると、うろ覚えだけどたしか一律4万5千円て決まっていて、それだけかかる上にパソコンは購入時の状態になってしまうというのは事実なわけです。でも、ベトナムではそれより安い上に、パソコンはグレードアップして帰ってくるって…、単純にスゴいよねぇ。

もし日本でパソコンが故障しても、その修理代に3万ぐらい上乗せして「ベトナムにパソコン直しに行くツアー」とか企画したら意外と楽しいかもしれないと思ってしまったんですが、どうでしょう。
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