シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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マーレタワー

今から2ヶ月ほど前、私がクルドゥフシ出張からマレに戻ると…、

学校の敷地内でなにやら巨大な建造物が造られておりました。
なんのセンスも感じられないトタン張りの青い真四角の箱みたいな建物なんですが、この街はこんな感じでとにかく狭い隙間を見つけては次から次に新しい建物をドカドカと建ててしまうのです。

特に地方島から帰ってきたばかりだったので、こうして下からずんずんと空が切り取られていき、どんどんつまらない街になっていく様子がとても哀しく感じられてなりません。

いっそのこと、下のほうが建物でいっぱいになったら、


こんな感じでテトリスみたいに下から順ぐりに消えてなくなってしまえばスッキリするのに…、などと思ってしまいます。


…と、そんな気がしながら日々過ごしていると、ある日、我が家の窓から見えていた建築中のビルの屋上に、


謎のが造られていました。


目を凝らしてよくみると、作業員さんが朝からせっせと働いており…、


ついに完成。
意外とちゃんとしたデザインの塔になりました。

我が家の窓から見えるこの塔、勝手に“マーレタワー”と名づけてみました。
キレイにライトアップでもすればマレの新しい観光名所に…はならないか。

…などと思いながらも、やっぱり夜になれば東京タワー並みのオシャレなライトアップか、通天閣ばりのギラギラしたネオンが輝くのを期待しつつ、なんだかんだで完成から1ヶ月ほど経過したんですが、結局、てっぺんのほうで赤色灯がチコチコと点滅しているだけです。


何らかの趣向が凝らされてるわけでもなくて面白くないし、なんだかんだで結局ビルも含めて視界を遮ってるから、やっぱり邪魔なんですよね。

…それだけです。
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テーマ:モルディブ - ジャンル:海外情報

新任地へ

というわけで…、

前回の記事に書きましたが、派遣元の団体から待機継続任国振替任期短縮かという三択を迫られた我々シリア隊。
まあ、任期を短縮して「これにておしまい」というのはまずないとして、このまま待ち続ける新しい土地へ行くかに悩まされるところ。



で、いろいろ考えました。

シリアの学生は「まあ2ヵ月後ぐらいに戻ってこれるでしょう」なんて言ってたし、私もすっかりそのつもりだったので、やはりシリアに帰れることを信じて待ちたい気持ちは最も強く、しかし週末のたびに日本で報道されているシリア情勢を見ると「人死にが出た云々…」のニュースばかりが目に入ります。

まだ日本に帰ってくる前、シリアにいるときもそうでしたが、こういうときって危険な暴動の場面だけが日本で報道されていて、さも「シリアはどこもかしこも危険」だと思われてもしょうがないようなあり様なんですが、実際それはごく限られた場所だけで起こっていることであり、それ以外の場所は緊張感もなくいたって平和。だから別にシリアにいてもいいんじゃねー?と思ってしまいます。

しかし、肝心なのは私が日本人であって所属している団体が多少なりとも日本政府がいっちょ噛んでいる以上、日本で入手できる情報がすべての判断材料となってしまうわけだし、それが危険な状況しか伝えていないうちはシリアに戻ることは叶わないんだろうな…ということ。

で、やっぱりシリアには戻りたいし学生たちのことを考えるとすぐには気持ちを切り替えることもできないんですが、逆に「ある意味これはまた別の国へ行けるチャンスだと考えたら…」という思いもあったりなかったり、という状況でありました。

それにこういうときって、例えば待って待ってシリアに戻れたとしても、「こんなことならあのとき別の国に行ってたら…」て思うような瞬間もあるだろうし、シリアをあきらめて別の国へ行ったとしても、「あのときシリアに戻れてれば…」て思うような瞬間もあるだろうし、結局のところどっちを選んでも大なり小なりの後悔はするモンなんですよね~。

というわけであれこれ考えましたが、最終的に「任国振替」を希望。心機一転、新たな土地で伝説を作ることに。

…で、決まった新任地というのが、なんと、


モルディブ(写真はイメージです)

う~ん…、もっとホコリっぽい所を期待してたんですが…。

テーマ:青年海外協力隊(JOCV) - ジャンル:福祉・ボランティア

なるべく自宅待機

1月に発生したチュニジアでの暴動を皮切りに、アラブ諸国、中東が激震しております。

チュニジアやエジプトに派遣されていた仲間たちも国外退避、一時帰国を余儀なくされた様子だし、近隣諸国もそれに触発されて大なり小なりの騒動は勃発している模様。
そんな大揺れの中東情勢ですが、渦中にありながらもシリアはいたって平和な毎日であります。

シリアもまた一党独裁的な政治体制ではありながらも、街にはびこる秘密警察やら何やらのおかげで街は平穏が保たれ、報道によるとネット規制が2日ほどあってその間インターネットができなくなったりはしましたが、それもすぐに復旧するし、大統領もサラっと公務員の昇給を公言してみたり、まあそんな感じです。

街行く若者たちの様子を見ても、彼らがまともな職にありつけているとは到底思えないし、だからといってチュニジアやエジプトの人々を見て「俺たちも立ち上がるぞウォーっ!」みたいになりそうな気配もないし、貧富の差や地域格差なんかはものすごいあるんですが、まぁみんながみんな日々の生活にただただ満足気な、それはそれは平和そうなお顔をしていらっしゃってて、なんだかシリアだけお花畑みたい。

しかしそんな中、シリアでもこの週末にデモがあるとか何とか、みたいな話がありました。

「万一に備えて食糧の備蓄、そして週末はなるべく自宅待機してください」みたいなお達しがお上の方からあり、とりあえず4日(金曜日)は天気も悪かったし家でボサーッとしておりましたが、5日(土曜日)、やはり家にいると、昼過ぎぐらいにわりと広範囲の停電があり、家にいても暖房使えないし寒くてしょうがないので外に出ることにしました。


やっぱり街はいたって平和。

心なしかいつもよりケーサツが多いかな、というのと、普段めったに言われない「パスポート見せて」なんてことは言われましたが、「え、なんで?今パスポート持ってないんだけど。」みたいなこと言ったらあっさり許していただけました。

結局、デモもあったかなかったかよくわかりません。

ちなみに、シリアではデモや集会を執り行う際には政府の承認が必要なんですが…、

デモ隊「すみません、今度の週末にデモしたいんですけど…」
お役人「はい。何のデモでしょう。」
デモ隊「えっと、反政府デモなんですけど、あすこの広場で…」
お役人「あ、反政府デモね。はいOKでーす。」
デモ隊「わあい。ありがとうございまーす。おっしゃ、デモ行くぜ~。」

…って、もうこの時点でこのデモ隊は「反政府」じゃないんですよね。でも結局シリアでデモが起こったとしても、こんな感じの馴れ合いというかとりあえず右へならえでやってみました、的なものばかりなんでしょうなあ、という感じです。

そんなこんなでとりあえずシリアは平和です

テーマ:シリア - ジャンル:海外情報

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