シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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シゴトおさめ

年末のご挨拶です。

先日の台湾での地震の影響で、ベトナムでも回線の調子が悪くなったようで、ようやくの更新となりました。

しかしまぁ、 今年もクリスマスが終わり、いよいよ大晦日ですねぇ…。

過去2年のフィリピンでの生活も加えると、熱帯のクリスマスおよび年越しはこれで3度目になりますが、フィリピンはカトリックの多い国だったため、そのおかげで猛暑の中で過ごすクリスマスにももう慣れてしまいました。

ベトナムは宗教色が比較的薄い国ではありますが、やはり世界の慣習に従ってホーチミンの街もクリスマスムードが漂っていて、街を歩くだけでもなかなか楽しかったです。

派手なクリスマス飾りに彩られた街の中心部や大きなショッピングセンターなどは人でごった返しており、12月24日は子供も大人もサンタの衣装に身を包み、多くのベトナム人の浮かれっぷりを見ることができました。

などと言いつつ、やはり中国文化が色濃く残るベトナムでは旧暦の正月を派手に祝う習慣があるため、多くのベトナム人、特に年配の人たちにとっては12月31日はフツーの月末。それでも1月1日は祝日になっていますが、一般的に仕事始めは1月2日からになります。

と、ゆーわけで、今日までフツーに授業があり、新年からの仕事始めも1月2日からになりますが、おそらく今年のごあいさつはこれが最後になるだろうと思われます。

そんなわけで日本のみなさまも海外でご活躍のみなさまもよいお年を。



(旧サイト・2006年12月30日記載)
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ロクさんの作文

仕事のお話です。

作文の授業などをやっていてつくづく思うのは、やはり作文に必要なのは語学力より「センス」だということ。
どんなに文法能力が高くてもいい文章が書けるとは限らないし、語彙量が豊富にあったとしても、文中でどんな言葉をチョイスするかによって作文の完成度は大きく変わってきます。
裏を返せば、初級程度の文法力しかなく、知ってる語彙が少なくても、実は文作のセンスさえあればいい文章が書ける。そう思っています。

そんなわけで下に紹介する作文は、現在ベトナムで私が教えているロク(Loc)さんという学生が書いた作文です。ロクさんはカンボジア国境にほど近い、山あいの町の出身で、今はホーチミン市内のソフトウェア会社に勤めています。近いうちにIT技術者として日本へ行くことが決まっていて、会社から給料をもらいながら日本語の教室に毎日通っている青年です。


家族の紹介

私は家族5人います。ちちとははと兄と姉と私です。両親と兄はじっかに住んでいます。私と姉はいっしょにHCM(ホーチミン)で住んでいます。父は 70さいで、きびしいですが親切な人です。父は私たちにいいこと悪いことを教えてくれました。父はギターをひくことが上手です。ひまなとき、父と母はよくいっしょに自分たちの思い出を思い出しながら歌を歌っています。昔、母は父の歌声のが大好きです。その事がきっかけで、父と母はいっしょになりました。
母は65さいです。きれいだし、やさしいし、それに料理がとても上手です。私は母が作ってくれた料理がとても好きです。子供のとき母は私たちに折り紙を教えてくれたり、ものがたりを話してくれたりしました。母はすずしいきこうが好きですから、お正月のあとで母と父はいっしょにDaLat(※)へいこうと思っています。

(※)DaLat(ダラット)=ベトナム南部の高原都市で、避暑地として有名な観光地


…誤用などもそのまま転載したので直すべき個所はいくつか見当たりますが、それを差し引いて見ても、これだけ簡単な文法項目と簡単な語彙でもなかなかいい文章が書けていると思いませんか。

(旧サイト・2006年12月22日記載)

映画館へ行こう

ベトナムの映画館のお話です。



前任地のフィリピンにいたころは、ほぼ毎週末、映画館に足を運んでいました。

その理由のひとつは、まず何と言っても安いこと。
わかりやすい比較例を出すと、フィリピンではコカコーラが一缶30ペソ(約60円)、マクドナルドで一番安いハンバーガーのセットが確か55ペソ(約110円)ぐらい。
で、私が住んでいたダバオでは、ひとつの映画が60ペソ(120円)で見られる。つまり、コーラ2本分の値段で映画が楽しめるわけです。これは現地の物価から考えても、相当安いということがお分かりになると思います。

もう一つの理由は、ローテーションが早いこと。
どんなに長くても3~4週間程度で上映期間が終了し、新しい映画と入れ替わってしまいます。短いものになると、1週間で終了してしまいます。だから、公開されたらすぐ見に行かないと、来週にはもう別の映画になっているかもしれない可能性があるわけです。

まぁ、それ以前に「他に娯楽がない」という大きな理由もあるんですが、私だけに限らず、多くのフィリピン人の間では週末のたびに家族そろって、または友達や恋人と一緒に映画館へ行くというのが定番になっているようです。

では、ベトナムはどうだろう…。

学生や周りのベトナム人の中に映画好きは少なく、授業中に映画について学生と話したところ、「映画館はカップルが行くところです」とのこと。どこにいっても人があふれているベトナムでは、若い男女が二人の世界に浸れる唯一の場所が映画館らしい。それに加えて、昨今のVCDやDVDの普及によって、よほどの映画好きでもない限り、わざわざ映画館へ足を運ぶなどということも少なくなってしまったらしい。

ところが、偶然にも私が滞在している家から歩いて5分程度のところに映画館があり、ちょうど見たい映画も上映していたので、試しにベトナムの映画館、入ってみました。

料金的にはそんなに安いという感じではなく(もちろん現地レベルでね)、安食堂での食事2回分ぐらいの値段。館内もそれほど広くなく、スクリーンも大きくなく、「イナカの市民会館の上映会」の風情漂うこぢんまりとした造りでした。

んで、座席に座って気付いたことが一つ。

前の座席の背もたれ部分が四角く切り取られている。

この「四角い穴」は何だろう…。などと思っていると、後ろから映画館のスタッフがやってきて、この四角い穴にドリンクとおしぼりをおいてくれた!

ご来場の皆さんにドリンクとおしぼりのサービスが付いてくるとは、ベトナムの映画館、あなどりがたし!

そんなわけで、サービスドリンク飲みながら館内の様子をきょろきょろ伺っていたりしているうちに照明が落とされ、いよいよ映画開始。気持ち良く映画の世界に浸ろうとしたその時、映画の音声にかぶせるように館内のスピーカーからおばさんの声が…

ベトナム語吹き替えだっ!

しかもオリジナルの音声を消すとかいう作業を怠っている!

さらに驚くべきことに、その声優はたった一人!

おばさん一人で映画の登場人物全員の吹き替えを担当。しかも「声色を変える」などという努力をまったくせず、ベトナム語がまだ全然わからない私にも明らかに棒読みとわかるレベル。

この日見た映画はたまたまのんびりとしたストーリーだったからいいけど、これがもし「息をもつかせぬ超スペクタクルSFアクションヒーロー映画」とかだったらどうするんだろう…。

思わぬカウンターパンチの連続で驚きっぱなしのベトナム映画館初体験でしたが、観賞後はどこか心地よい疲労感を感じつつ、映画館を後にしたのでした。

(旧サイト・2006年12月18日記載)

ベトナムの交通ルール

ベトナムの交通事情についての話です。



上の写真を見てもわかる通り、ベトナムの道路を走る車両の実に8割以上は「二輪車」です。
何がきっかけでこの国の交通がこんなふうになったのかは知る由もないところだが、異国で生活していると、日本の価値観や常識などはいとも簡単に覆されたりする、なんてことは日常茶飯事です。

例えば、下の問題を考えてみて下さい。

問題:交差点で信号が下の図のような状態のとき、車両A(自動二輪)は交差点に侵入し、右折することができる。(Yes / No)



日本の交通法規では「No」を選択しなければならないところであるが、ベトナムではこのような場合、答えは「もちろんYes」である。

要するに、日本でも歩道を歩いている歩行者や自転車などがこれと同じようなケースのときに迷わず右折(日本の場合は左折か)しているのと同じ感覚なのであろう。(でも厳密に言うと、日本の交通法規では自転車は「車両」にカテゴライズされるので、この場合は停止しなければいけない、と教習所で習ったような気もするんですが…)

とにかくベトナムでは車両のほとんどがバイクだし、しかもそれらが縦横無尽に走っているので、逆に止まったほうが危ないしスムーズに車両が流れないというのもあるのであろうが、ときどきこの「ベトナム流交通法規」を逆手にとる連中もいて、



図のように「右折後のUターン」を利用し、「迂回直進」や「迂回左折」という荒技をやってのけることもあり、結局は何でもいいのかよ、というのがベトナム流みたいです。

(旧サイト・2006年12月13日記載)

日本語能力試験について思うこと

ちょこっとだけ仕事の話です。

12月3日、日本語能力試験が終わりました。

日本語教育とは無縁の方にも一応、簡単に説明させていただきますが、日本語能力試験というのは、わかりやすく噛み砕いて言ってしまえば「「英検」の日本語版」みたいなものです。

で、過去3年は教え子たちが試験に挑むのと同時に運営側としての仕事もあったので、試験日は何か落ち着かない一日を過ごしていたのだが、今年は試験には全く関与しなかったので、一年に一度のあの独特の緊張感を味わうことはなく、のんびりホーチミン観光などをしてしまいました。
とはいえ、今ベトナムで見ている学生も何人かは2級と3級を受検したのだが、なにぶんベトナムでの仕事が始まったばかりで、彼らと初めて会ったのが試験の数日前だったので、正直なところ、応援にもそれほど身が入らなかった。

しかし、過去に教えたウズベキスタンやフィリピンの学生の結果はやはり気になるところである。試験後、数人の学生から試験終了の報告メールが来ていたのだが、結果がわかるのは2月中旬。まだまだ先の話である。

しかし、この日本語能力試験というのもこの情報化時代に行うには相当な苦労が要るだろうと思う。

というのも、全世界で同じ日の同じ時間に同一の試験問題を使って行われるわけだが、この「同じ日の同じ時間」というのが問題で、たとえば今年の場合、12月3日の午前9時(試験に関与していないので正確な時間はわかりません)に開始なのだが、当然、全世界が日本時間に合わせて試験を実施するわけではなく、各国の12月3日午前9時に試験を行うのである。

つまり、日本で12月3日の午前9時に試験が始まったその2時間後、東南アジア諸国が12月3日の午前9時になって試験が始まり、さらにその数時間後、ヨーロッパ各国が12月3日の午前9時になり試験が始まる…という具合である。

ということは、アメリカや南米諸国での試験開始は、日本での試験開始から十数時間後、ということになる。

まぁ、試験問題が流出しないようにという細心の注意を払っているのは当然のことだろうが、日本とは1~2時間しか時差の変わらない中国や東南アジア諸国における裏側での情報技術はかなりの強敵ですよ、と老婆心が働いてしまうのは私だけではないはずです。

(旧サイト・2006年12月8日記載)

生意気☆マイキー

今やどんな国に行っても日本人が生活していて、それぞれがいろんな事情で海外生活を送っているわけです。

しかし、周りが日本人だらけの日本とは違い、やはり海外で出会う日本人というのは貴重な存在なので、特にそれが同世代の人間ともなると、稼ぎの少ない中、地べたを這いずるように生活している戦友のように思えてしまうのです。

で、私がフィリピンのダバオで生活していたころ、同じ大学に勤めていた同僚の古くからの友人という男がダバオにやって来て何となく生活を始め、何となくつるむようになったのだが、「マイキー」と名乗るその男、日本ではインドア生活者だったらしいのだが、ダバオ渡航を機に南国の島と海のパワーを吸収して解き放たれ、気付けばダイブマスターとなり、その後タイのプーケットに渡ってダイビングのインストラクターとなって再びダバオに戻り、今ではダバオで唯一の日本人インストラクターになった男である。

で、そんな戦友マイキーはいつもどうでもいいことばかり考えていて、それをネットに公開してニヤリとほくそ笑んでいるんですが、それがわりと人気があったりするんです。

そんなわけで、フィリピン(ミンダナオ島周辺とダバオ)やダイビング、その他いろいろなことに興味のある方、こちらをご覧下さいませ。

「 生 意 気 ☆ マ イ キ ー 」

(旧サイト・2006年12月8日記載)

ベトナムのカフェの楽しみ方

ベトナムのカフェのお話です。

海外でひとり暮らしなどしていると、せっかくの休日を家の中で過ごすのはもったいないと思ってしまい、本を読んだり、たまった仕事を消化したりなどなど、割と長時間過ごすことのできそうな隠れ家を見つけるために、どの国に行っても、慣習的にわりと早めに雰囲気の良さげな喫茶店をチェックします。

で、早速ベトナムでもそんな気の利いたカフェを探し歩いてみたところ、さすが東南アジアのコーヒー大国だけあって町中のいたる所にカフェがあり、それも路上のおばちゃんがポットのお湯で作ってくれる立ち飲みタイプのモノから庶民がくつろぎ息抜きをするためのちょっと薄暗い大衆的なモノ、こじゃれた欧米風のカフェまでより取り見取り。

…んで、いくつかのカフェに入ってみて気づいたのが、ドリンクメニューにコーヒーやジュースの類いは豊富にそろっているものの、お茶類がメニューに載っていない店がいくつかあるということ。
確かにコーヒーは好きだけど、お茶が飲みたいときはどうすればいいんだろう…、と疑問に思うトコロではありますが、ベトナムでは心配ご無用。

喫茶店に入り、まずはテキトーにコーヒーでも注文してみましょう。 すると当然、注文したコーヒー(写真左)が出てきます。しかもお茶(写真右)と一緒に…。
で、このお茶がなんとタダ。 その上、お茶がなくなりそうになれば気の利いた店員が黙っててもお茶を注ぎ足しにきてくれます。

つまり飲み放題!

さらにこのサービスティーで何時間ねばろうと、店員たちも「早く帰れよ」的なオーラを出し始めて何となく気まずくなってしまう…なんてこともなく、いつまでもニコニコとお茶をつぎ足してくれるんです。
しかも注文したコーヒーを飲み干せば、空いたグラスを店員が下げてしまうので、テーブルの上にはサービスティーだけが残されるという画期的なシステム。

もちろんホーチミン市内全部のカフェがそうではないし、店によってハーブティーだったり紅茶だったり、ホットだったりアイスだったりと様々ではありますが、わりとしっかりしたたたずまいのカフェならほとんどの店がこのサービスティーを提供してくれるので、「長時間お茶を飲むためにコーヒーを一杯飲みに行く」という珍現象もあり得るのでは?などと思ってしまいます。

(旧サイト・2006年12月4日記載)

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