シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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すきまテープ

突然ですが、右の写真は私の部屋です。
モンゴルで生活するにあたって、大学側から提供されたアパートです。

ごらんの通り、窓の下に「パール」と呼ばれる暖房が設置されており、9月中旬ごろから暖房がつけられ、冬でも暖かくすごせるようになっています。
暖房がつきはじめた9月、日中などは窓を開けておかなければ息もできないほど熱くなるようなときもありましたが、寒さが厳しくなるにつれ、底知れないパワーを発揮してくれています。

が、最近、どうも足下に冷たい空気が流れていることに気づき、よくよく調べてみると、窓の左下あたりに小さな穴(左写真参照)があり、ここからすきま風が入り込んでいたことが発覚しました。

すでに日中でも外気がマイナスになる日が増え、これからますます寒くなるというのに、これを放っておいたらさすがにヤバいだろー、ということで、このことを学生に話したら、「先生、それは早く直さないと、真冬になったら大変なことになりますよ。」と真顔で言われてしまい、早速、うちの近所にある建材屋へ行ってこんなもの購入しました。

すきまテープ(4ロール450トゥグルク)
「ほぉ、モンゴルにもすきまテープがあるのか」と、思わず感心してしまいました。

と、ゆーわけで、おそらくこういうことに慣れているだろうと思われる学生(地方出身者)に部屋の状態を見てもらいつつ、すきま風対策開始。

この学生と二手に分かれ、2つの部屋の窓をすきまテープで修繕していきます。

んで、作業もひと段落したころ、私の担当した窓を見た学生が「先生、テープの使い方が違いますっ!」と。

あれ?すきまテープって、こんな感じで「まどわく」に貼っつければ、窓を閉めたときに隙間が塞げるようになる…ていうシロものなんじゃなかったっけ?

…と思い、その学生が担当した窓の方を見ると…

…これって正しいの?
これじゃ、窓、開けられんでしょうが。(もっとも、真冬に窓を開けることもそんなにないとは思うけど)

…念のため、こっちの窓にも「自分流」のやり方ですきまテープ貼ったんですが、これで正しいんだよねぇ。


なんだかテープだらけになってしまいました。
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モンゴルの女子大生の結婚観

「結婚」に関する話です。

たぶんどこの国もそうだと思うけど、特にアジアなんかにいると「オンナのたくましさ」みたいなものを痛感する場面が多いような気がします。やはりそれはモンゴルにおいても然り、で、この国では「飲んだくれる男としっかり働く女」という縮図を垣間見ることが多いような気がします。

私が勤める大学の中にも「既婚者で子どもがいる女子学生」なんてのは珍しくなく、秋口の暖かな気候の時分には子連れで大学に来ていた学生もいました。観光学部の日本語の授業で家族の人数を言わせたときなんかも、「私の家族は私と夫と息子の3人です」なんて言う学生もフツーにいるし、私と同じかちょっと年下ぐらいで、結婚してそれなりの年を重ね、家庭が落ち着いたので大学に通っている学生なんてのもいます。

大学の中で学生の絶対数が少ない日本語学科でも、各学年に一人か二人は既婚者がいて、つい先日も出産のため休学中の1年生(18歳)が 無事に男の子を出産、というニュースもありました。

そんな中、この2週間ほど3年生(男3名、女14名、うち既婚者2名)のクラスで「結婚」をテーマに授業をしていたんですが、その締めくくりに「理想の結婚」というテーマの作文を書かせてみたところ、なーんか結局みんな二十歳前後の夢見る少女だったんだなー。ていう感じの結果になってしまいました。

で、全体的に「モンゴルの学生の結婚観」まとめてみると、
 ・理想の結婚相手は「ハンサム」「かしこい」「面白い」「無口」。
 ・専業主婦はあり得ない。絶対共働き。
 ・23~25歳ぐらいで結婚したい。
……と、だいたいみんなこんな感じでしたが、ちょっと変わったところで3人の作文を無許可にて掲載してしまいます。

わたしはいつ結婚するのかわかりませんが、私といつか結婚するその男は私を愛せばいいです。こうすればじゅうぶんです。私はその男をだんだんあいしていきます。でも、その男は私を愛して、てつだって、いつも一緒にくらしてくれる。こんな気持ちがあれば私も愛します。

要は「あなたが私を好きでいてくれれば、私もあなたを好きになりますよ」的な、なんとも高飛車な発想です。根はとてもいい子なんですけどね。


私はかしこい男とけっこんしようと思っています。けっこんしたらしごとをやめることがありません。しごとをしながらおっとにいろいろなことをしてあげます。これらは私のぎむですから。もちろんかれはしごとをします。しかし私はかれにたすけてもらいます。子どもをいっしょにそだててもらう。みせにしょくひんをあつめてもらうなどです。

全体的に特に変わったことが書かれているというわけではないんですが、「店に食品を集めてもらう」という最後の一文に何となく胸を打たれてしまいました。


で、最後。今回最も異色の輝きを放っていた作品です。

私の結婚はとてもすてきなと思っています。そして、私は仕事をすると思っています。私の夫は家に子どもといっしょにいます。私は仕事が終わったとき、家に帰って、料理を作ってあげます。そして、夫は私と子どものふくをあらってくれます。私はたくさんおかねをあつめると思っています。

「稼ぐヨメ、洗濯する夫」という構図です。
でも、「肉体労働=男の仕事、頭脳労働=女の仕事」という観点から見れば、モンゴルの家庭をよく表しているとも言えなくはないのかもしれません。冬のモンゴルでの洗濯(もちろん手洗い)はけっこう過酷な労働だしね。


あ、ついでに、このクラスに3人だけいる男たちの中からも一つ紹介いたします。

私は23さいで結婚するつもりです。私のかのじょは楽しくて、しんせつで、かしこかったらいいです。私は結婚したらつまにいろいろなことをてつだってあげます。また、つまはひまなとき自分でりょうりを作ってあげます。そして二人の子供ができたらいいなあ。一人が女の子、一人が男の子いたらいいと思っています。また、毎年なつのときモンゴルの美しいところでりょこうするつもりです。できれば外国でりょこうしたらいいなあ。そして自分の子供たちをよく世話をしてあげます。これが私のぎむだからです。


やはり「現実を見る女、夢を見る男」というのは全世界共通なんだろうか…。

たっぷり2時間カーニャック

いやはや、前回の記事で「更新強化月間」などと言っておきながら、なんだか仕事に追われてしまい、いろいろ書こうと思っていたこともすっかり季節外れのネタになってしまい、そんなこんなで1週間も経ってしまいました。

しかし、ゆるゆるだらだらと続けてきたこのブログも、思えばそろそろ1年になろうとしています。…ということは、ちょうどベトナム赴任と同時にはじめたわけだから、一年前の今頃はベトナム出発の準備に大わらわで、それを考えるとなんかいろいろあった一年だったなぁと改めて思います 。
ベトナムでの任期は1年だったので、当初の予定では今ごろ同僚の先生たちと「いやぁ、一年間おつかれさまでしたー。どうしましょう、契約更新しますか?」みたいな会話が交わされてもおかしくなかったんでしょうが、私と同時期にベトナムに渡った日本人教師(私も含めて3名)は、全員が任期終了を待たずにそれぞれが「帰国」「ホーチミン市内で転職」「別の国に赴任」という道を選択。いやぁ、人生何があるかわからんもんですなぁ…。

しかし、なんだかんだ言って私自身もベトナムという国は好きだし、こうして冬のモンゴルにいると、やはり熱帯の国が懐かしく思い出されるというのも事実。…うーん、みんな元気かなぁ。

で、どうせ外は寒いから休日などは必要な買い物や特別な用事がない限りはアパートに引きこもっていて時間もあるし、書くだけ書いてまだ公表していないベトナムのネタもあるので、そんなのもこれからもときどき書いていこうと思います。

そんなわけで今回は、モンゴルのお話はちょっとお休み。
今は昔のベトナムの話でお茶を濁してしまいます。

いまから4ヶ月ほど前になりますが、ベトナムでの滞在日数も残り少なくなったある日、とにかくベトナムにいるうちに行っておきたい場所、見ておきたいものを時間の許す限り片っ端から見ていく計画を実行していました。
そのなかでも「どうしても見逃すわけにゃいかん」と思っていたものの一つに「Ca Nhac(カーニャック)」というものがありました。

カーニャックとは、平たく言ってしまえば「歌謡ショー」なんですが、ホーチミン市内を歩いているとそこかしこに会場があり、平日も休日もかまわず毎晩行われております。歌謡ショーと言っても、出演するのは歌手だけでなく、コント集団などによる演目もあってなかなかバラエティに富んだもので、ベトナムにおける人気大衆娯楽の一つとして位置づけられています。

会場には昼間のうちからその日の出演者の顔写真入り看板が掲げられ、特に週末になると有名歌手、大物歌手が多く出演するということもあり、チケットも少々割高になっています。


夕方になると、会場前には様々な露店が並び、徐々に開演前のにぎわいを見せ始めます。


6時半ごろ、入り口横のチケット窓口がオープン。チケットを購入し、会場へ。客席に座っている人はまばら。「ここでホントに魅惑の歌謡ステージが繰り広げられるのか?」と、軽く疑ってしまいたくなるほど空席が目立つ淋しい会場っぷり。しかし、このカーニャック会場、さすがに市の中心部の大通りに面したところにある野外ステージだけあって、開場直後こそ閑散としていましたが、徐々に人々が集まり、開演直前にはかなりの集客力を見せつけていました。
そんなこんなで7時45分、いよいよショーの開演です。

司会進行のお姉さんがなにやら簡単な挨拶をしたあと出演歌手の紹介。

まずはバックダンサーを率いた若手男性アイドルが登場し、さほどうまいとも思えない歌と踊りでとりあえず会場を暖めます。

で、その後は歌あり踊りあり、笑いありとバラエティに富んだステージが繰り広げられます。


私が見たのは土曜日のステージだったので、現在売り出し中の若手女性シンガーとか、小学生ぐらいの女の子の間で人気のアイドルが出てきたりしてかなり豪華なステージ。しかも、トリをつとめたのは歌って踊れて笑いも取れるベトナムの超大物歌手「Ngoc Son(ゴックソン)」が登場。
2時間強のステージで15組のパフォーマンスが休みなく続き、これでたったの35000ドン(250円くらい)はかなりお得ですよ。

しかし…、しかしである。
どうしても気になってしまうことがただひとつ。

……観客の反応。

なんか、客席に座っているみんなが「じぃっ」とステージを凝視し、まったく盛り上がりを見せません。
ステージで歌っているのはそれなりに有名な人気歌手だったりするのに、客席からは「ワー」とか「キャー」とか「イエー」とか「カーく~ん♡」みたいな黄色い声援が飛び交うこともなし。艶っぽい女性歌手がボディコンシャスなドレスに身を包み、腰をクネクネさせながら歌っても、お父さんがたが鼻の下を伸ばしてステージに釘付けになってしまい、隣に座っているお母さんに腕をつねられ「イテテ」となるようなこともなし。そればかりか、ステージの上では「芸能人」が歌い踊っているというのに、遅れて会場に入った客は腰をかがめるなどの配慮もなく堂々とステージ前を素通り。
挙げ句、ステージには目もくれず一心不乱にメシ食ってるヤツとかもいる始末。

ベトナム歴の浅い日本人が見ても、テレビで何度か見たことのある歌手だったり、ラジオでよく聞く歌なんかが歌われているのにも関わらず、客席の反応を見るとまるで「町内会のカラオケ大会」のようなテンションの低さ。

それでもベトナム人てのは歌を聴くのも好きだし、カラオケも好きだし、この手のライブ鑑賞なんかも好きなんだけど、やっぱりこういうところで「社会主義的感性」みたいなものが出てしまうんでしょうか…。

あ、ついでにもうひとつ「なんか社会主義的」だなーと思ったのが、

ショーが繰り広げられている舞台の後ろの「銃」のデザイン。なかなかニクいセンスしてます。

しかし、毎晩2時間たっぷり繰り広げられるこのカーニャック、私自信もどうして最後の最後になるまで行かなかったんだろうと後悔するくらい、隠れたベトナム観光スポットとしての魅力満載なので、ベトナムに行く機会がある方はぜひ会場に足をお運びくださいませ。

ナランツェツェグです

みなさんお久しぶりです。

しばらくブログの更新をサボっている間に、モンゴルはこんな風になっています。

すでに日本の真冬の寒さを越えました。寒いです。朝晩はマイナスの世界です。

しかし、なんだかんだで3週間近くもブログの更新をサボってしまいましたが、忘れずこのブログを覗いてくださってありがたい限りです。…ていうか、別にサボっていたというわけではないんですがね。

というのも、前回の更新の直後、突然アパートの電話回線が使えなくなって自宅でインターネットできなくなってしまいました。
それでも大学の事務所のパソコンを使えばインターネットできるんですが、私が働いている外国語学部の事務所にはパソコンが一台しかなく、そのパソコンを外国語の先生全員で共有しているので、こんなどーでもいい(?)ブログの更新などのためにそのパソコンを独り占めするなどという暴挙が小心者の私にはできるわけもなく、こんなときに頼りにしていたJICAシニアボランティアで近所に住んでいる日本人のおじさんの家のADSL回線も不調になってしまうというトリプルパンチを食らってしまい、しばらくインターネットのない時代に逆戻りしてしていたというわけです。
あ、ちなみに、私が住んでいる町には何件かのインターネットカフェはありますが、日本語入力はもとより、日本語が表示できるコンピューターなどというものも存在していません。

で、授業準備のための調べものもいろいろしなければいけないし、とにかくアパートの電話回線を復活させなければいかん、というわけで、電話局に問い合わせていろいろ調べてもらった結果、

「2ヶ月間も電話代が未払いだったので電話をとめました」とのこと。

いやいやいや、電話線引いてから3週間ぐらいしか使ってねーって。…と思い、再度確認してみると、どうやら私が入居する前に住んでいた住人が2ヶ月分も電話代を滞納していたらしい。

…まったく、どこのどなたかは存じませんが、発つ鳥あとを濁さないのが美学ってモンですぜ?

しかし、対応にあたってくれた同僚のモンゴル人教師の話によると「電話局へ行けば、自分がいつ誰に電話をかけたのかが確認できるから、それを見た上で自分が使った分だけ電話代を払えばいい」という未確認情報を自信満々に言われたので、とりあえず電話局へ。
窓口で自分ちの住所と電話番号を告げると、応対のおばちゃん「あー、ナランツェツェグさんのお宅ね。滞納してた分も払わないと回線戻さないよ」と、いたってクールにあしらわれてしまいました。

いや、俺「ナランツェツェグ」なんて名前じゃないし、どう見てもモンゴル人には見えんでしょうが。…ていうか、それ以前にナランツェツェグって女の人の名前だろ。

…で、付き添ってくれた学生が何やらいろいろおばちゃんに力説してくれたが、取りつく島なし。
そんなわけでこの日はその学生といっしょに晩メシ食って帰宅。

と、アパートのドアにこんな紙切れが挟まっていて…

3地区12棟78号室、ナランツェツェグさま。2ヶ月分の電話代19,373トゥグルクを払ってくださいな。…ていう内容の督促状(でいいのか?)みたいなものです。

そんでもって翌日、この紙切れもって大学へ。

話し合いの結果、どこのどなたかは存じないナランツェツェグさんの滞納分(13,000トゥグルクぐらい)は大学で払ってくれることになりました。ついでなので「名義はどうしましょう…」というと、「めんどいし、ナランツェツェグのままでいいでしょー。だから先生、これから毎月の電話代を払うときは「ナランツェツェグですけど…」て電話局の人に言って払ってください。」ということになりました。

そんな一悶着があり、なんとかアパートの電話回線が復活。というわけで、今月はたまっているネタの更新強化月間といきたいところですが、実際のところ、またいつネット切断されるかわからないモンゴル生活です。

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