シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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日本語週間が終わった

前回の続きです。

日本語学科の学生と教師陣で企画した手作りの日本語イベント、日本語週間が始まり、コンサート、Q&A大会、日本語劇と3日間のプログラムを消化。

不安な立ち上がりから徐々に盛り上がりを見せ、そして4日目は「日本語ゲーム大会」
「古今東西」や「漢字パズル」、「作文ゲーム」など、日ごろの日本語学習の成果をいかんなく発揮できるようにと我々日本語教師人が頭をひねって考え出したゲームで学生たちのご機嫌を伺ってみました。
やはりモンゴル人というのはこの手の「ゲーム大会」になると俄然熱くなります
声援、罵倒、様々な声が会場を飛び交い、みんながようやくひとつになりました。


そして迎えた5日目、最終日は学生たちの手作り和食によるパーティー

…が、よく考えずともおわかりいただけると思いますが、モンゴルの片田舎で生活している学生たちがこれまで20年ほどの人生において日本料理など口にしたことはほとんどないわけです。ちゅーことは、学生たちにとって日本食などというものは未知なる食べ物だし、それ以前に和食が作れるような食材はこの街にはまったく売られていません。

そんな学生たちが一体どうやって日本料理を作れるというのか…。

…そこで頼りになるのは日本人である私や、日本へ行ったことのあるモンゴル人の先生による情報。それと、学校にある日本のクッキングブックぐらいしかありません。

そんな学生たちが作った日本料理は一体どんなふうに仕上がるのだろうか…。
面白そうだったので、私は口も手も一切出さないことにしてみました。

とゆーわけでパーティー開始。


目も当てられないような惨状を想像していましたが、わりとまともです。


まあ、この辺のおにぎりとかのり巻きなんかは「去年の教訓」が生かされているんでしょう。


これが日本料理かどうかはさておき、盛り付けにも工夫が凝らされています。
かわいい。

しかし………

学生たちよ、これはネコまんまといって、パーティーに出すような料理ではないのだよ…。

さらに………
←戦慄が走りました。
うつわのヘリに生のサラミを貼り付け、その中に生卵を落としただけのものが登場。
……学生たちよ、日本人は何でもかんでも生で食べるとでも思っているのかい?

そして………
←これは何?
学生たちに聞くと、これは「Япон салат(ヤポン(日本)サラダ)」とのこと。
わたくし、30年以上も日本人として生きてきましたが、初めて見ました、日本サラダ…。
ご飯にケチャップがかかっています。

これ、学生たちに作り方を聞いてみました。

1.野菜をサッと湯通ししたあと、何やら甘いソースをからめてサラダを作ります。
2.大きめの平べったい器にサラダを敷き、その上にご飯をのせて押し固めます。
3.ご飯の上にケチャップをかけて出来上がり。

というわけで、恐る恐る食べてみると………


……ヤポンサラダ、めちゃくちゃうめーーー!!びっくりしたー!

意外にも今回のパーティー料理の中で一番おいしかったです。
…ていうか、私の味覚そのものがモンゴル人になってしまっただけなのでしょうか。……まあいいか。

そんなこんなで、宴もたけなわのうちに今年も日本語週間が終了。
今年は日本人ゲストもなかったし、目玉企画のようなものもなく、しかもグダグダの滑り出しでどうなってしまうのか不安ではありましたが、終わりよければすべてよしというわけで、それなりに学生たちも楽しんでくれた5日間でございました
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日本語週間が始まった

今年も行われた大学の日本語イベントの話です。
たいしたオチもなく、時系列でダラダラと書いていきますので覚悟して読んでください。

4月5日(日曜日)、休日だというのに大学へ行くと、やはり休日だというのに作業をしている日本語学科1年生の面々。
これ、何をしているかというと、毎年春の恒例行事である「日本語週間」という日本語のお祭りの準備で、日本語学科では毎年1年生が開催の前日に学内に装飾を施すというのがお約束、となっているのであります。

というわけで、我がモンゴル国立大学オルホン分校では4月6日から10日までの5日間にわたり、学生たちが日ごろの日本語学習の成果を活かし、発揮するべく日本語の祭典というか学習発表会というか、まぁ、そんな感じのイベントが執り行われました。

…が、去年の日本語週間の記事にも書きましたが、この日本語週間の学内装飾というのが、

折鶴をぶら下げただけです。
飾りが地味すぎる。
毎年コレです。

もっと工夫をせんか、と先生は言いたい。

そんなわけで今年も「日本語週間」が地味に始まりました。
やはり去年も書きましたが、「日本語週間」といっても、一週間ずっと朝から夕方まで日本語のお祭りが行われるというわけではなく、昼間は普段どおりに授業が行われ、イベントが行われるのは授業が終わった夕方の2時間程度です。

だから、基本的に「1日1イベント」です。

去年は日本人ゲストなどもいてそれぞれ芸を披露してくれたり公開講座を開いてくれたりして内容も盛りだくさんな感じだったんですが、今年はそんな来客もなく、ほんっとに地味ぃ~な感じで始まりました。

初日(月曜日)は学年別による日本の歌コンサート

初日ということで学生たちにも硬さがあったのはいたしかたないところではありますが、それ以前に大事な初日の、コンサート、本番だというのに、ほとんどの連中が、歌詞を、覚えていなくて、小さい声で、ボソボソ歌うというのは、どういうこっちゃ!

教室の後ろのほうで見学していた外国語学部の学部長が苦虫を噛み潰したような顔して見てたぞ!


まともにコンサートっぽくなったのは2年生が披露した1曲だけでした。

二日目(火曜日)は「日本語QアンドA大会」。
学年別で一列に並び、次から次に一問一答形式で問題を出していき、3問間違えたらアウト。で、最後まで残ったひとりが勝利、というもの。(こんな説明でわかりますか?)
…なんですが、これをこの日のメインにしたのはちょっと失敗だったような気が…。

というのも、ほかの学年が答えている間は、「見てる人~、コタエ教えないで~」みたいな感じで、見ている側が楽しめるようなものでもないので、淡々と進行していって尻すぼみな感じで終了しました。
しかもこの日、隣町のボルガンからJICAの隊員2名が見学に来てくれたんですが、「よりにもよってこんな中だるみの日に…」と、ちょっと恥ずかしくなってしまいました

そして三日目(水曜日)

この日は1年生から4年生まで全部の学生を3つのグループに分け、各グループごとに「ちょっとした余興」みたいなことと「日本語劇」という2本立て。
コレは盛り上がりました。

さらに、「学生たちの努力に応えてあげましょう」ということで、我々日本語教師陣も芸を披露することになり、もちろん私もステージに上がりました。
学生たちの前で何度も披露したことのあるポケットサックスだけではちょっと使い古した感もあったので、今回はまずフツーにうたを歌い、間奏のところでおなじみのポケットサックスの演奏、で、後半は隠し玉としてミニアコーディオンの弾き語りを初披露。

帰国まで3ヶ月切ったということもあり、引き出し全部開けちゃいました。

「学生たちにシラーっとした顔されたらどうしよう…」という不安もありましたが、予想以上に盛り上がってくれて、なんとか面目を保つことができました。

…と、そんなこんなで今年の日本語週間も徐々にではありますが盛り上がりつつ前半が終了。後半はこの盛り上がりが加速していくのか、それとも失速してしまうのか……。


…というわけで、気になる後半は次回につづく。

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春なのに

みなさまお久しぶりです。こちらモンゴルはすっかり雪も融けて春の陽気になりました。
草原も“うっすら”ではありますが、緑が見え始めています。

そんな心躍る春。…春なのに、春だというのに……パソコンが故障しました

今をさかのぼること6年前、海外で働き始めるのを機に購入した愛機。この時代、6年前の機体ともなるとすでに二世代以上も前のものになってしまうような感じですが、それでもやはり愛着はあります。
…が、そんな私の愛情をよそに、こいつときたらこの6年で再起不能になること4回。ウズベキスタン、フィリピン、ベトナムと、私が生活する国を変えれば必ず各国で故障するというていたらくぶり。ここまで何とか持ちこたえていたモンゴルでも例に漏れることなく、帰国を6月に控えたこの時期に壊れやがりました。なんとも国際的な故障っぷりを見せ付けてくれています。

症状としては、フツーに動作してはいるけど液晶が映らなくなるという、4年前にフィリピンで発症したのと同じ症状で、一応、うちの大学のコンピューターの先生に診てもらったりもしましたが、案の定、これはモンゴルでは直せないから、ここで下手に分解しないで帰国するまで我慢して日本で直したほうがいいだろなーとの答え。

しかし、帰国まで2ヵ月半ほどとはいえ、ここでパソコンが使えないというのはやはり仕事にも支障があるよなー…と困り果てていると、最近新しいパソコンを買った同僚のモンゴル人の先生が、古いパソコンを貸してくれることになりました。

やはり持つべきものは友。これで今までどおり自宅で仕事もできるしネットもできる。…などと安心するのはまだまだ早く、次なる問題が発生。

インターネットに接続できない!

原因はコレ。

去年の夏に契約したプロバイダーからもらったこのカード、ネット接続用のIDとパスワードが記入されたものなんですが………、モンゴル人の書くアルファベットが読みにくすぎる!


たとえばこれなんか「T」にも見えるし「J」にも見えるし…、
(正解は「T」です)


これにいたっては「数字の9」なのか「小文字のq」なのか判別できないし…、
(正解は「数字の9」です)


この「6」のとなりのヤツなんか、たぶん「Q」なんだろうけど、「ゼロとかO(オー)とかを書き損じた」のかもしれないし…。
(正解は「Q」です)

…で、時間があるときにプロバイダーの窓口にこいつらの正体を聞きに行きたかったんですが、ちょうど大学の日本語イベントやら何やらでそんな暇もなく、仕方がないのでこの字面で考えられる文字を予測し、それらを組み合わせてパスワードを何度も打ち込んでいくという、地味かつ地道な作業をひたすら続ける日々。

…と、そんなこんなをしているうちに大学のほうの日本語イベントも終了。結局正しいパスワードの正体が判明する前に仕事のほうが暇になったので、プロバイダーに直行してあっさり解決

そんなわけでようやくネット環境が復活。モンゴルにいる間はもう無理かも…とあきらめムードだったブログの更新なんかも今までどおりできるようになりました。


つーわけで次回の記事では、大学で行われた「日本語週間」という日本語祭りの模様をお届けいたします。

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