シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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2011年をものすごいざっくりと総括してみた

年の瀬も押し迫ってまいりました。


とはいっても、モルディブは年の瀬の雰囲気もあんまり感じることなくただなんとなくいつも通りのダラダラとした感じです。
ここら辺はやっぱりイスラムだからでしょう。シリアも同じでしたが、クリスマスもなければ、別に12月31日は普段どおりの月末だし1月1日もまた西暦を表す記号が変わるというだけでこれといってフツーに月が改まっただけ、という感覚なのでしょう。

それにしても2011年、日本も大きく動いた年でしたが私個人的にも激動の年になってしまいました。


シリアで迎えた2011年はやはり普段と変わらず、静かな幕開けとなり…、


3月ごろからジワジワとシリア情勢がくすぶり始め…


4月にはついにシリアを退避


日本では東北に行ったり四国に行ったりして、


7月末からモルディブ生活の開始

…というわけで、モルディブでの生活はただただのんべんだらりと日々を過ごしているだけで、まあそこら辺はこのブログの更新頻度がモルディブに来てからこっち少なくなっていることであったりまたその内容なんかからでもおおよそのお察しはつくのではないかと思います。

ただ、そういうモルディブで思っていることであったりまたシリアへの思いであったり、そういうことをつらつらと書きはじめてしまったらまた相変わらずとりとめもない駄文になってしまいそうなのでここでは割愛します

まあ、ひとつだけハッキリ言ってしまうと今は仕事面でまったく張り合いがないわけなんですが、そんな中でもなんとなく1月からはまた変化が訪れそうな気配がなんとなくあったりなかったりしています。

と、そんな感じの曖昧なこのモルディブ生活。新年からの新たな展開を期待しつつ、年末年始はこの閉鎖的で暑苦しい島を飛び出します!そしてまさに今こうして日本語教師として海外生活を送っている私の原点というか源流となった場所へ行ってきます。

…ので、年内の更新は今回が最後。次回更新は1月になります。

たまにはこんな1年があってもいいよね。


そんなこんなでみなさまよいお年を。
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テーマ:日本語教育/異文化コミュニケーション - ジャンル:学校・教育

チョコに釣られて

ある日、いつものように学校へ行くと、私の机の上にこんなものが…


見慣れないパッケージのチョコレート

で、裏を見ると…

日時:12月1日16時
会場:サルサロイヤルレストラン
 …と、書いてあって、

ちょっと「はてな?」と思いましたが、このチョコレートのパッケージ側面にはさらに「パーティーを楽しもう」とか「素敵なひとときを」みたいなメッセージも書かれていて、さすがに鈍感な私も気づきました。

「なるほど、これは招待状か。」…と。

ちなみに中身はいたってフツーの、世界中で販売されている、おそらく誰しもが知っているであろう世界的に有名な板チョコでした。

それにしても、金をかけてこんな小洒落た招待状を作成するとは、粋なモルディブ人もいるもんだのう。
などと思うのと同時に、「これ、何のパーティーだ?」と思い、再びパッケージをよく見てみると…

「ZANE is turning 2」と書いてあって、ZANEという見たこともない単語を意識しすぎてしまったがために、このパーティーがいったい何なのかこの時点でまったくピンと来ず、でもまあ招待状が私の机の上においてあったということは、これすなわちパーティーに来てくださいと私を招待してるんだろう、ともちろん思うわけで…、


何のパーティーなのかわかりませんでしたが、とりあえず会場に行ってみました。
学校関係者も何人かいたので、私も完全に「場違い」といわけではなさそう。

とりあえず、会場に入ると我が学部長が「よく来てくれたねぇ、ささ、料理でも食べてー」と言ってくれたので、遠慮せずにパーティー料理をいただき…、

でも相変わらず何のパーティーなのかわからないまま。
だったけど、まあとりあえずデザートでもいただこうと思いスイーツコーナーへ。すると…、


ハッピーバースデー、ZANE。

…あ、ZANEさんていう人の誕生日パーティーだったのね。
どこの誰かは存じませんがおめでとうございます。


ここにもバースデーケーキがあって、こっちはわかりやすく「2」というロウソクが…。

なるほど、だれか学校関係者のお子さんの2歳の誕生日パーティーだったのか、とようやく気づく私。
そういえば会場には子供の姿が多いなあ…。

でも一体だれの子なのだろう…

このままでは私は「だれか知らない子ども(というか、正確には知ってる人の子どもなんだけど、その親がだれなのかイマイチよくわかっていない、という人の子ども)の誕生日パーティーに潜入してタダメシ食ってる異国人」ではないか!

かといって、もうすっかり会場にも溶け込んでどこからどう見てもパーティー参列者になってしまっているのに、今さら「これ、誰の誕生日パーティーですか?」とも聞けないし…、

というわけで、会場内の人の動きを注意深く観察していると、どうやら学部長が積極的に来客をもてなしたりいろいろしてる。そういえば私が会場に来たときも真っ先に学部長が迎え入れてくれたっけ。

…そうか、これは学部長のご子息の誕生日パーティーだったのか!

それなら金のかかった手の込んだチョコレート招待状も納得できる。

ということはこのチョコレートのパッケージに写ってるこの男の子が…、


2歳のお誕生日おめでとうございます。

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よっ、大統領!

去る11月26日の夕方のこと。

この日、我々一行が訪れたのは…、

大統領官邸

マレでも数少ない観光スポットのひとつとなっている大統領官邸にお邪魔してしまいました。


普通、我々のような一般ピーポーはもちろん官邸内に入ることなどできるわけもありません
大統領官邸といえば、基本的に観光客などが門の前にへばりついて写真を撮ったりする、という光景がすっかりおなじみとなっている場所。

では、なぜこんな恐れ多い場所に潜入することができたのか…。
話はさらに1ヶ月ほどさかのぼってたしか10月の末ごろ。

スリランカの日本大使館に新任の大使が着任され、モルディブ視察(?)にやってまいりました。
モルディブには日本大使館がなく、スリランカの日本大使館がモルディブのあれこれも管轄しているため、新任の大使としてモルディブの各機関を廻って歩いたそうです。

んで、その中で我々庶民との会食の席も設けていただいたんですが、その席で大使曰く、

「モルディブの大統領に会った折、日本人ボランティアの話題もあがった。大統領もぜひ機会があればボランティアの方々との懇親会など開きたいと言っていたんだが、こういうのは時間が経てばなんだかんだで話が流れてしまったりするものです。というわけで膳は急げ、来月あたりにでもおっ開いてみましょう。」ということになり…、


本当にその1ヵ月後にこんなふうになり、

大統領官邸でのんきに記念撮影などしながら奥の方に歩を進めていくと、


こんな感じで3人のモルディブ人が並んで我々を出迎えてくれていました。

「ハロー」「ナイストゥミーチュー」などと言いながら一人一人と握手を交わしたあと、黒ズボンに糊のきいた白シャツを着たシュっとした感じの聡明そうなモルディブ人がフレッシュジュースを持ってきたりして、そのジュースを飲みながらなんかダラダラしていると、先ほど握手を交わした3人組のうちの一人が何やら話し始めてなんとなく会が始まり…、

「ところで大統領はどこに?」などと間の抜けたことを言う我々。

すると…、

「いや、さっきそこで握手した…。ほら、今あいさつしてる人。」

「…!!」


なんかフツーの小柄なおっさんです。
むしろ、後ろに立ってる白髪の“じいや”の方が大統領っぽい。

実際、朝とかフツーにそこら辺を散歩したりしているらしいんですが、たぶんこの人と街ですれ違っても気がつかないよ、というほどの親近感のある方です。


そいうわけで、その後は大統領を囲んでサーボーン(ティータイム)


私はちょっと離れたところに座っていたんですが、大統領はとても一国の元首とは思えないほど気さくに話しておりました。

さらに、

最後に全員で記念撮影するときなんかも、「ホラここ、ここにいす持ってきて、女の子は前で、背の高い人は後ろ行って、はい、みんな写ってる?大丈夫?はいOK、じゃあ撮りましょう!」みたいな感じで積極的にその場を取り仕切る大統領

そのあとも個別に記念撮影に応じてくれたりして、「大統領との懇親会」という物々しい響きからはまったくかけ離れたそんじょそこらの小柄なおっさんを囲んでの緊張感のないひととき」となりました。

一国の国家元首がこういうキャラクターだっていうのは、それはそれで大尊敬に値するんですけどね。


…シリアの大統領もこれぐらい気さくな方だったら面白かったのにね。

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日本語能力試験が終わったよ

去る12月4日、全世界で日本語能力試験(JLPT)が行われました。

日本語教育に関する公式なデータ上では、私がお勤めしている学校(モルディブ国立大学観光学部)がモルディブ国内で唯一の日本語教育機関であり、また、そこで日本語を教えている私がモルディブ国内で唯一の日本人日本語教師ということになっています。

というわけで、モルディブでは我が校がこの日本語能力試験の試験会場になっており、同時に、私がモルディブ国内における試験会場責任者ということになってしまっておりました。

試験実施日も、試験科目の実施順序も、試験監督の方法も、すべてが同じように全世界統一で行われるこの日本語能力試験。
そういえばここ最近、たとえばモンゴルでは地方の分校に勤めていたので、能力試験の日は首都ウランバートルの試験会場に足を運ぶことなどなかったし、シリアなんかではまず国内で能力試験そのものが行われていないので、能力試験を受ける学生はお隣のトルコまで行き、もちろん私もトルコまで引率するなどということもなく、この何年かは自分のとこの学校で「能力試験対策クラス」を開き、「受験者を取りまとめて試験実施機関と連絡のやり取りをする」みたいなことをする程度で、実際に試験会場の雰囲気を体感することなどありませんでした。

なので、ここまでガッツリ試験の運営に携わったのは2004~6年に勤めていたフィリピンの大学が地方会場になっていて、そのときに試験監督やら何やらいろいろやって以来です。

でも、フィリピンでは国際交流基金の専門家の先生がマニラから来てあれこれを仕切ってくれていたので、我々は当日に会場入りして試験監督をする程度。

しかし、モルディブは日本大使館もないし、基金の専門家とかも派遣されてないし、“国内唯一の日本人日本語教師”である私がスリランカの日本大使館と連絡を取り合い、いろいろを管理して、すべて私ひとりの責任でこの試験を行わなければならないのです。

というわけで…、

試験開催の数日前にダンボール4箱にもなる試験問題が届き、それを学校の事務所に運搬。

そして試験前夜、休日だというのに学校へ出向き、解答用紙を確認試験問題レベル別科目別に仕分けしてそれをまた教室ごと別々の封筒に入れ聴解CDも封入

…という作業を「…んだよめんどくせーな」とか思いながらひとり夜遅くまで黙々と行い…、

試験当日は朝もはよから出勤して会場作り

(同僚のモルディブ人の先生もこの日は受験者なので、こういうのも私ひとりでやらなきゃいかんのです。)

そして、自身の受験級の試験が終わったモルディブ人の先生には順次試験監督も勤めてもらう、というまさに自転車操業


で、つつがなく試験も終了しました

…が、在外公館もない、日本人教師がひとりしかいないモルディブはこれで終わりではありません

試験終了翌日、解答用紙を安全、確実、スピーディーな方法でスリランカの「日本語教育協会」というところに郵送し…、

さらに、試験問題の流出を防ぐため(…といっても、日本のご近所の某大国で毎年お約束のように早々と試験問題が流出するんですが)、聴解試験のCDにはカッターで傷をつけ、問題用紙もテキトーにビリビリと破いたあと、街のごみ処理施設に持っていって確実に廃棄されるところを見届け、その旨をスリランカの日本大使館に報告

…で、今に至るというわけなんですが、これからまたさらに報告書の類がいくつかあったりするものの、とりあえずはひと段落、という感じです。

というわけで、久しぶりの日本語能力試験がこんなにガッツリ運営業務に浸ることになろうとはまったく思っておりませんでしたが、数年ぶりに試験前のなんかあの独特の緊張感と、試験後の開放感を味わうこともできてなかなか楽しゅうございました。

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