シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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捌いて頂戴

というわけで、ほとんど私の個人的な記録のための記事になってしまっていますが、前回の続きの魚料理のお話です。

しかし、この記事を書くにあたっていろいろ写真の整理なんかをしていると、改めてモルディブに来てこれだけの魚を食ってるのか、と思っていて、右の写真は私の家の冷凍庫なんですが、常にこんな感じで捌いた魚でいっぱいになっていて、内訳としては冷凍魚75%肉類5%、冷凍用に加工した野菜10%、その他保存食10%ぐらいでしょうか。

そんなこんなで以前フィッシュマーケットについて書いた話の中で「モルディブ人並みに魚を食うぞ」なんてことを書いたんですが、それもまんざらウソじゃないような気がしないでもないような感じです。

…と、そんなわけで今回も行ってみましょう。


オオメカマス(スズキ目カマス科カマス属)。この大きさで20ルフィア(100円ちょっと)。

インド洋で獲れるカマスは他にアカカマスタイワンカマスオニカマスなんかもあって、マレのフィッシュマーケットではこのオオメカマスとオニカマスなんかをよく見ます。

この見た目にカマスという名前がなかなかカッコいい、さらに英語でbarracuda(バラクーダ)というのもカッコいい。

でもそんなに頻繁に市場に並ぶこともないのでそれなりのお値段。そしてそれなりの値が張るということは、おいそれと買う人もそんなにはおらず、そうなると獲れたのに売れず、値を下げて翌日も市場に並んだりすることもあり、このとき私が買ったのも今にして思えば古いのをつかまされてしまったらしく…、


身の締まった旨そうな白身なんですが、刺身にしたら翌日おなかを下してしまいました。


でも煮付けにして卵とじにしたり、塩焼き天ぷらなどちゃんと火を通して食べたらそりゃあもう旨かったです。

また、見た目のカッコよさでいえばブサカワ系のコチラも。

オオモンハタ(スズキ目ハタ科マハタ属)。大きさにもよりますがこれくらいので3尾10~20ルフィア。
ハタはこれだけじゃなく色とりどりのいろんな種類のが並んでいて、しかも安い。そして旨い。


やはりハタといえば見た目のブサイクさを存分に生かしてそのまんま蒸したり揚げたり、あとは旨味のある出汁がでるということで煮物や鍋料理なんかにすると旨いということで粕汁なんかを作ったりもしました。

モルディブ人も「ハタといえばスープ」というくらい、煮込んで旨味を発揮する魚です。

そして、やはりモルディブに来たら南国らしいお魚も食べたいよね、ということで、

タカサゴ(スズキ目タカサゴ科クマササハナムロ属)。3尾20ルフィア。

鮮やかな青色が美しくいかにもあったかい海の魚、という感じですが、日本でも沖縄ではグルクンという名で親しまれ、よく食べられているらしい。
でも実はモルディブで獲れるのはタカサゴではなくニセタカサゴという種類のようです。


刺身煮つけにしたらちょっと淡白な感じでしたが、油との相性がよく、そのまんま素揚げにしたり味噌とバターでホイル焼きにしたりすると美味でした。

…と、こんな感じで毎週のように魚を買っては捌き、なんてことを繰り返していると、さすがに「ちょっとめんどくさいな」と思うときもあって、そんなときはやっぱり切り身。ということで、


バショウカジキ(スズキ目マカジキ科バショウカジキ属)の切り身。基本的にひとつ一律20ルフィア。

フィッシュマーケットの話を書いたときにマグロの切り身にも触れましたが、カジキやマグロのような大型魚は基本的に切り身で売られています。

しかもモルディブ人はマグロの部位とかにはあんまり興味がないらしく、とにかくザクザク切った先から並べて全部おんなじ値段で売られているので、市場に並んでるのを吟味して選べば脂ののったトロなんかもお買い求めできます。

それに切り身にしてしまっているので売れ残りが翌日も並ぶ、なんてことがなく、どれも新鮮。


身も分厚いので刺身にしたり、ステーキなんかにすると贅沢気分が味わえるし、シンプルなスープでもじゅうぶん旨い。

で、マグロやカジキのような大型魚が切り身にされてそのまま売られているということは、こんなものも買うことができるわけで、

マグロの内臓
心臓胃袋レバー卵巣と、もうひとつはよくわからなかったので調べたところ幽門垂と言われる部位だそうで、これが1セット15ルフィア(80~100円ぐらい)。


日本ではなかなか食べる機会のない珍味ですが、モルディブでは一般的に食べられているのかな?買ってる人はよく見かけます。
ホイル焼きにしたり煮込みにしたりモツ炒めにしたり、これがあれば白メシ何杯でもいけそうだけど食べてるうちに飽きてくる、でもたまーに食べたくなる。そんな一品です。

…と、ここまで紹介しただけでもずいぶん魚ばっか食べてるんだな、と思ってしまいますが、このお魚料理の話はまだ続きます
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テーマ:モルディブ - ジャンル:海外情報

捌いて候

モルディブでの生活もなんだかんだで残り1ヶ月を切ってしまいました

やはりシリアと比べてしまうとどうしても愛着は沸かず、日本でバタバタしてるうちに突然来させられてしまったこの外周5キロの狭くるしい島。当初は何の未練もなく帰国することになるんだろうなぁ、などと思ってはいましたが、やはりそれなりの期間を過ごせばそれなりに思い入れる部分はあるものです。

とはいえ、どうしてもシゴト面でいまひとつ充実せず、人間関係もほとんど構築されない都会生活を強いられていた私にとって、モルディブで過ごす1年弱は学校生活ではなく私生活をいかに楽しむか、というところにかかっていました。

というわけで、今回から数回に分けて私がいかにモルディブを満喫していたかをまとめてみようと思います。
そんなに大げさなことでもないんですがね。

…で、モルディブといえばやはり

だいぶ前にこのブログでも書きましたが、マレには観光スポットにもなっているフィッシュマーケットがあります。
毎日大量の魚が海から上げられてはすぐ運び込まれ、次から次へ飛ぶように売れていくこのフィッシュマーケット。間違いなく私のマレ生活におけるお気に入りの場所ベスト3に入る場所で、毎週末ここで魚を買っているうちに馴染みとなった漁商のおっちゃんもいるほどになりました。

思えば私がこれまで生活していた海外の国々、フィリピンでは台所のある家に住んでいなかったのでほぼ毎食外で食べてたし、ベトナムでは3食すべて事務所が用意してくれていたので魚料理どころかそもそも自炊をすることがなく、ウズベキスタンモンゴルは内陸の国なので魚はあまり食べないし、市場に並んでいても高かったので自分で買うことはなかったし、シリアでは魚を売ってることは売ってたけど私が住んでいたアレッポでは淡水魚ばっかで泥臭いからあまり魚を買ったりすることもなく、これまで魚をさばいて調理する、という道を一歩も通らずにここまで来た私

ここはせっかくモルディブまで来たんだから、ひとつ魚と戯れる日々を送ろうということで、またここで私がモルディブに派遣されることになったということは、誰かが私に「魚料理を極めよ」と言ってるんじゃないかと思い込み、数々の魚を捌いてきました。

というわけでまずはこちら。


サバ(スズキ目サバ科ニジョウサバ属)
モルディブで捕獲できるのはニジョウサバと呼ばれる種類。2尾10ルフィア(50円ぐらい)。

そしてサバといえばやはり

サバの味噌煮シメサバ
あとは唐揚げにしたりオシャレにバターソテーとか、アラで出汁をとってスープにしたり、なかなか万能なヤツではありましたが、結局サバを買ったのはこれ1回きりでした。

そして、


メアジ(スズキ目アジ科メアジ属・南日本から全世界の暖流に生息)。
小ぶりなものが3尾10ルフィア。


やはりアジは刺身たたきか、または2枚に開いてちょこっと天日に干して塩焼き、というのがいちばん旨かったです。
またはアジフライとか南蛮漬けみたいに手間をかけてみたり、小ぶりなので骨をそのまま揚げて骨せんべいにしてもおいしくいただけます。

さらにさらに、


クサヤモロ(スズキ目アジ科ムロアジ属)
その名の通り日本ではくさやに使われるムロアジの仲間。4尾15~20ルフィア(100円弱)。

モルディブでは上のメアジとこのモロがもっともよく食されるようで、いつ行っても必ず大量に売られていてしかも安い。


そのうえ刺身塩焼き煮つけ唐揚げムニエルソテー照り焼きと、どんな調味料とも相性がよく、煮ても焼いても揚げても、そしてもちろん生でも食えるので、私もいちばん多く買っていたお魚がモロでした。

ついでにもうひとつ。


ヒラマサ(スズキ目アジ科ブリ属)
太平洋からインド洋まで広く生息するブリの仲間。身が張ってて見るからに旨そうなヤツです。1尾25ルフィア(130円ぐらい)。


刺身天ぷら照り焼き。そしてヒラマサといえばブリのお仲間ということで、大根と一緒に煮込んでブリ大根ならぬヒラマサ大根
でもやっぱりヒラマサはそこそこ値の張るお魚だったので、なかなか手が出せませんでした。

これ以外にもまだまだ多くの魚を捌いておりましたが、他の魚はまた追って随時まとめ記事にします。


それにしても、やはりこれだけ魚料理を作っていたので、一般的に食されている魚なら開きとか三枚おろしなんかにするのもずいぶん手際よくできるようになりました。
それだけでもモルディブに来た甲斐があったもんだと思っております。


というわけでまだまだつづく

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島の生態系

アッドゥでのお話。
今回は仕事以外のことをほんの少しだけ書かせていただきます。

この度のアッドゥ出張、8日間のうち1日だけ休日があり、そんな休日は仕事がある日よりも早起きして島散策をしました。

…が、

あいにくの曇り空
曇っていれば当然、海の中も視界が狭くなってしまいます。


宿から近いところでまあまあキレイそうに見えていた海でも全然ダメでした。

しかし、アッドゥというところは空港のあるガン島からそのとなりのフェイドゥ島マラドゥフェイドゥ島マラドゥ島、そして私のお勤め先のあるヒタドゥ島まで、5つの島“リンクロード”という一本の道で繋がっているため、陸伝いで島から島を行き来できるのです。

島と島が橋で結ばれてるなんていうのはモルディブでもリゾート島や人工島を除けばここぐらい(ですよね?)。

だからモルディブのその他すべての島のように、天候が悪く海も荒れてるから船が出ない。そうなると空港にもいけない。ちょっととなりの島にも行けない。みたいなこともないから閉鎖感もあまりありません
もちろんモルディブレベルでの話なんですが

というわけで、時間をかけて行けるところまで歩いてみることに。



しかし、この日に限らずアッドゥに来てからの数日間でわりと珍しい生き物なんかをちょくちょく見かけていて、


たぶんサギ


こっちはシギの仲間かな。
サギもシギもマレではまず見ない鳥


これは?
・・・よくわかんなけど、やっぱりマレでは見ない鳥。

…鳥で言えば2月にクルドゥフシに行ったとき、カラスの多さにちょっとビックリしたんですよねぇ。
私が住んでいるマレは都会でゴミも多いところではありますが、意外なことにカラスは全然いないし、近場の島でもそういえば見かけません。

詳しいことは知らないし別に調べようとも思わないんですが、カラスって海を渡れないんですかね。
こういう海を渡れない鳥とか陸上に住む生物なんかは、モルディブのちっさい島で生まれて、その狭い島しか知ることなく一生を終えるのかなぁ。

…とか、そういうのを考えると、ちいこい島がいくつもあるモルディブでは意外とモルディブでもこの島にしかいないし、世界でも実はここにしか生息してない、みたいなのがけっこうウジャウジャいるのかも。

でもその分野で世界的にそんなに有名じゃないってことはそうでもないのか。


しかしコウモリはどこに行ってもいるんですよね、モルディブ。

ちなみに、モルディブに来て初めてアッドゥでカエルを見ました。

これもやっぱり詳しいことはわからないし調べようとも思わないんですが、カエル(というかおたまじゃくし)って海水では育たないモノ(なんです、よね)?
だとしたら、海水の混じっていないなりなんかがない限りカエルは生息しないわけですよねぇ。

ということは、田んぼや沼ができるほどの広さも、川が流れるほどの高低差もないモルディブの小さい島ではカエルの生まれる要素はないんですかね、やっぱり。

ヒタドゥ島の学校の近くに川らしきものがあって、よく見たらそこにおたまじゃくしらしき影が見えたので、ここがカエルの基地になってるんでしょうかね。

まあどっちにしても私個人的にカエルは嫌いな動物ナンバーワンで、間違って部屋の中にぴょこんと入り込んでしまったりすると、それこそ超厚手の鍋つかみを手にはめて、その上からさらにタオルをぐるぐると巻いてようやくつかめるような感じなので、ホントは写真も撮りたくないんですが。


あと、アッドゥではカブトムシ(メス)も見ました。オスは見てません。

なんかそういう視点でモルディブ各地のいろんな島を見てまわったら楽しそうだな、とか思いましたが、よくよく考えたら動物にはそんな興味ねえな、という結論に達し、


…そんなことを考えながら歩いていたら、いつのまにか空港島に着いてしまいました。

空港島(ガン島)とフェイドゥ島を繋ぐ橋のたもと、フェイドゥ側には、この島にしかいないとモルディブ人は言い張っているらしい鳥、ドンディーニ(日本名:シロアジサシ)というカモメ科の鳥のモニュメントがあり、そんなのを見ているとなんとなく天気もよくなってきたような感じだったので、また海に入ってみました。

でもやっぱりこの日の海はそんなにキレイではなく…。


それでもマレではあまり見かけない魚なんかもちらほら見ることができました。


…という、そんなとりとめもないお話です。

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ヒタドゥ分校

…というわけで前回の続きです。

業務出張で日本語の授業をするためアッドゥ環礁ヒタドゥ島に送り込まれた私。
宿舎に到着するも翌日から始まるはずの授業については何も知らされず、学校の場所さえもわからぬままひとりぼっちになってしまい、モヤモヤを抱えたまま長い夜を過ごして迎えた翌朝

とりあえず、何をどうしろと言われてもすぐ対応できるように部屋で待機していると、ヒタドゥ分校の事務員の女性から電話が入り…、

「9時から日本語の授業が始まります。これから迎えの者が宿舎に行きますので少々お待ちください。」と。

日本語の授業が始まるのは9時

電話を切って時計を見ると8時45分

…というわけで、

迎えの者のバイクにまたがり、学校へ。


モルディブ国立大学ヒタドゥ分校に到着。

…で、ひと息ついてるヒマもなくすぐに120分の授業

3日前に出張を言い渡され、わずか15分前まで授業開始の時間もわからず、突然教室に放り込まれて初めて会う学生たちの前で120分の授業をしたんですが、改めてよくぞここまで日本語教師としての地力を身につけたもんだ自分で自分を褒めてあげたい

そんなわけで、ここヒタドゥ分校では1日に120分授業を2コマ、それをわずか5日間。つまり総授業時間20時間。その間に1学期分の授業内容を消化して、最終日の午前中に試験を行い採点。学生全員の成績を出してマレに帰る。というスケジュールになりました。

マレの本校では1学期間(約3ヶ月)で30時間。前回のクルドゥフシ出張は2週間で30時間だったんですが、ここヒタドゥ分校、はたして20時間という授業時間で1学期分の内容を教えることができるのか!?

結果から言うとできちゃいました
理由は“打っても響かない学生”だったから。

例えば2月に行ったクルドゥフシ分校の場合、25人いた学生のうち女子全員と男子数名はやる気もあって真剣に勉強していたものの、半分以上の男子たちは授業中もやかましく、奇声を発する“おさるさん”だったんですが、そんな連中でも私が板書したことは素直にノートに取り、練習問題なんかもやれと言えばやる連中でした。

それなりに真剣に学んでいる学生も、わからないときには「わからない」と言うし、質問があるときは質問をする。
そういう教室内での学生と教師との間のコミュニケーションが、崩壊寸前の中にもしっかりあったので、30時間しっかり教えることができました。

しかし、このヒタドゥ分校の学生。とりあえず授業を妨害するような悪童はおらず、たまにクスリでもやってるのかおかしい言動をしている学生がいても「教室から出ろ」と言えば素直に謝るか教室を出るかのどちらかで、非常にスムーズに授業が進んでいきました。

しかし、私の話を聞いてはいるが、私がボードに書いたことをノートに書き写すとかメモするとか、そういうことを一切せず、ていうかそもそもノートなどというものは持ってこず、授業時間が来たら教室にやってきてただ黙って先生の話を聞いているだけ

で、ひと通りあれこれ教えたり説明したり口頭練習をしたりなんていうのがあったのち、私が「わかりましたか」といえば「はい、わかりました」と言い、「質問はありますか」と聞けば「ありません」と答える。

だから学生がノートを書いているのを待っている時間とか、学生の質問に私が答える、とかそういうやりとりがまったくなかったので、びっくりするぐらいのハイペースで授業がガシガシ進んでいったのです。

…でも、これってさぁ

例えば石コロを池なんかにポーンと放り投げたら、投げた石コロがすんっと水中に吸い込まれてしまい、水面が揺れることなく波紋も広がらずに何の変化も見せないのと同じで、


教師が学生に問いかけても何のリアクションも返って来ず、教師の問いかけが空しく壁に吸い込まれるような感じで、正直やっててなんにもおもしろくないんですよね

…と、そんな壁に向かって話しかける1週間で順調に1学期分の授業を終わらせることができ、


最後(試験直前)の授業はこんなふうに教室がさびしい感じになったりもしつつ、


最終日の試験は11人中9人が不合格という惨憺たる結果で幕をおろし、なんか後味の悪い形でヒタドゥ島でのお仕事が終了したのであります。

それにしても、モルディブで日本語の授業なんかをしていると、程度の差はあれこういった後味の悪い感じが他の国と比べて多いような気がしてならないんですよねぇ…。まあいいけど。

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アッドゥ出張

4月下旬、マレを離れて地方島の分校にて出張授業をして参りました。

今回の行き先は、赤道を越えてさらに南に位置するモルディブ最南の環礁、スィーヌ(またはアッドゥ)環礁のヒタドゥ島

ここにもモルディブ国立大学の分校があり、1学期に1回、マレの本校から日本語教師が出張しておるわけですが、私も帰国を前に地方の現状を見るために、そしてこのヒタドゥ島の分校にはかつて短期ではありましたが日本人ボランティア教師も派遣されていたということで、やはり一度は行ってみておかなければ、と思い行ってまいりました。

しかし、モルディブではこの地方島出張というヤツがどうも「急に言われてバタバタしたまま行く」みたいな感じで、思い起こせば前回、2月のクルドゥフシ出張の際には出発5日前に突然飛行機のチケットを手渡され、「この日からこの日まで行ってきてください。お願いします。」とだけ言われてわけもわからず急いであれこれ準備して「そら行ってこい」…という感じだったんですよねぇ。

…が、今回のアッドゥ出張は出発の1ヶ月近く前「4月14日から28日まで出張の予定が入りました。チケットの手配をするのでフルネームとパスポート番号を改めて教えてください。お願いします。」という通達があり、「なんだおい、やりゃあできんじゃねぇか」などと思って私ものんびり構えていたんですが、それからあれよあれよという間に出発日が近づき、しかし学校から出張に関する話は一切なく、私自身も「あれれ?」とは思いながらも忙しさの中で出張の話を聞いたりする暇がなかったりで、なんだかんだで出発の3日ぐらい前に「あのさ、出張の話なんだけど、いろいろ作らなきゃいかん書類とかもあるから飛行機の時間とか現地での宿泊先とかそういうの、そろそろ教えてほしいんだけど…」と学校の事務方に問うたところ、

「ああ、その出張なら延期になったけど」…って。

(いやいやいや、それならそうとちゃんと連絡してよ。)などと思いながら、「じゃあいつになったのよ」と聞いてみると、

「まだわかんない。決まったら連絡すっから」みたいなコトを言われ、それ以降、出張の話はまったく出ず。
私も帰国日が迫ってきてあれこれと仕事なんかもあったりしたもんだから出張のこともすっかり忘れていたんですが、そんなこんなで過ごしていたある木曜日の昼さがり。

「例のアッドゥ出張だけど、今度の日曜日(3日後)の出発でお願いします」…と。

えと、モルディブはイスラムの国なので金曜日と土曜日がお休み日曜日から仕事が始まるわけです。
つまり、週末(木曜日)の昼といえば、この日のお仕事が終われば明日と明後日はお休みだから、週明け(日曜日)にはあれとこれをして…、とか、そういうことを考え始める、またはすでにそういう計画を立ててしまっている頃合いであり、そんな木曜日の昼に、「しあさってから長期出張です」ってさぁ…。

普段がユルユルなのでその突然の、あまりにタイトなスケジュール発表にビックリしてしまいました。

しかも、前回のクルドゥフシ分校での授業は2週間で1学期分の授業をする、という内容で、それでもかなりキュウキュウだったんですが、今回の出張も前回同様2週間の予定だったところが「延期になっちゃったから時間が取れなかったんですよねぇ…。だから申し訳ないけど1週間で1学期分の授業してきてね。」ということになり…、

要するにこういうことです。

事前に2週間の出張が決まっていたものの、それが延期になっていつ行くかもわからずのんびり過ごして物理的にも精神的にも出張の準備など何もしていなかったところに、突然「3日後から地方の分校へ1週間行ってください。んで、その1週間の間に1学期分の授業をして試験もして成績を出して帰ってきてください。」と言われたのです。

…というわけで、


準備もままならないまま機上の人に。


2時間ほどでアッドゥに到着。そして…、


空港を出ると、そこに来ている(と思っていた)迎えの者はおらず、マレを発つ際に知らされていた「ヒタドゥ分校のマネージャーの電話番号」というのだけを頼りに連絡を入れてみると、電話越しから聞こえてくる方々の会話が明らかに「聞いてないよー」みたいなリアクションだったんですが、なんとか迎えに来てもらい、


おそらく職員用の宿舎と思われる建物の前でなんの説明もなく車を降ろされ、翌日から始まることになっている授業の話なども聞けずにひとりぼっちにされてしまった私。


なんとなく日が暮れて夜になり、何ひとつハッキリしたことがわからず、モヤモヤしたまま長い夜を過ごしたのであります。



……つづく。

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