シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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ちんすこう論・後編

前回の続きです。前回の記事を読んでからでないと、意味が分からない箇所がいくつかあります。

ひょんなことから沖縄土産の「ちんすこう」をいただき、休日の昼下がりにモソモソとちんすこうを食べながらふとこんなことを考えてみました。

前回の記事で私が提唱した土地の銘菓の三分類の「ちんすこう論」ですが、ちんすこうのように「ちんすこう論・第3カテゴリー」に属する、すなわち土産物として旨いかどうかは個人差あるが、それ自体は地元の人に愛されており、その土地で食べればおいしいと感じるものは、ちんすこう以外にどんな物があるだろうか…、

そんなわけで、この「ちんすこう論」を私が今まで生活していた国のものに照らし合わせて考えてみると…



ウズベク産のザクロとか、フィリピンのTANDUAY(ラム酒)とか、ベトナムコーヒーとか、実は日本にお土産として持ち帰ってもあまりおいしくないものって、けっこうあります。
でもこれって、別の場所で食べるとおいしくなくなると言うより、現地で、その土地の空気だとか雰囲気なんかを感じながら口にしたときの旨さを知ってしまっているだけに、別の土地でそれを口にしたときにどこか物足りなさを感じてしまう、そんな物たちなんじゃないかと思います。

では、モンゴルにもそんなものはあるのか……、と考えた末、ありました。

(大学の食堂にて撮影)
こいつです。左のヤツです。

これ、スーテイ・ツァイという飲み物で、見た目はミルクのように見えますが、お茶の一種。モンゴルの食堂などに入って「ツァイ(お茶)」を注文すると基本的にコイツが出てきます。

鍋で沸かしたお茶に牛乳をぶち込んでさらに沸かし、仕上げに塩を入れて出来上がり。…というものなんですが、モンゴル語で「スー」は「ミルク」、「テイ」は「~と」、「ツァイ」は「お茶」というわけで、「スーテイ・ツァイ」を直訳すると「ミルクとお茶」という、そのままのネーミング。
家庭によって、また食堂によって塩加減が変わってくるので、「余計のど乾くわ!」と言いたくなるほどしょっぱいモノもたまにありますが、基本的にそれほど塩っ気は気にならず、お茶がミルクの濃厚さを消し、ミルクがお茶の苦みを消すといった感じで、お互いがお互いの長所でもあり短所でもある特徴を相殺しているので、飲み口もサラサラしていてわりと「無味」な感じです。


この写真で確認できるでしょうか…。表面には「乳脂」が浮いたりもしていますが、ギトギトしているということもなく、わりとあっさりしています。

「カッ!」と空気の乾いたモンゴルで、油っこい肉料理を食べながら飲むスーテイ・ツァイは、あっさりしながらもほんのちょっとの塩気を感じ、肉で疲れた胃を癒してくれます。

さらに………

お湯を注ぐだけ、というスーテイ・ツァイの粉末パックなんかも売られています。

でもねー…、何となく、目に浮かぶんですよねー……。
この「スーテイ・ツァイ粉末パック」なんかをお土産に日本に持っていって、日本でこれを飲んだ人がビミョーな顔して、なんてコメントすればいいかって頭ん中で言葉を選んでる様子が……。

そんなわけで、モンゴルにも「ちんすこう論・第3カテゴリー」に属するちんすこうの仲間があるんだよ、ということを紹介したところで今回の記事、おわります。

スーテイ・ツァイ飲んでみたいという方、お土産に粉末パック買って帰りますのでご連絡ください。

テーマ:モンゴル - ジャンル:海外情報

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