シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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新年会は終わらない・後半戦

そんなわけで正月気分ももう薄れてしまったかもしれませんが、前回に続いて新年会の様子をお伝えします。

ほのぼのとした学生たちとの新年会を終えた翌日は大学職員だけの新年会。覚悟を決めて会場であるディスコ「AREGLLO」へ足を運びます。

たかだか新年会に行くのになぜ覚悟が必要なのかというと、パーティーぎらいという私個人の好き嫌いの問題もさることながら、それ以前にこの手のモンゴル式のパーティーというのはまず強い酒をガンガン飲まされる。そして無理矢理手を引っ張られて踊らされる。ほんでもって長い(これが一番の苦痛)。

実は去年の新年会、あまりに長いのでトイレに行くフリしてコソ~っと途中退場し、一人で帰宅したのが夜中の3時半。あとで同僚の先生に聞いたら明け方までパーティーしてたとのこと。で、今年もテキトーに頃合いを見計らって途中退場すればいいか、などと思っていたんですが…

「先生にとって今年は最後の新年パーティですから、最後まで楽しんでいってください」

…などと言いながら「お前、わかってるだろな。今年は途中で帰るとか空気読めないことすんじゃねぇぞ」というプレッシャー(呪い)をみんなからかけられてしまっていたので、腹をくくって宴の終焉まで見届けることになってしまいました。


そんなわけで夜6時過ぎにパーティー開始。

モンゴルの新年会の基本的な流れというのはまず「主催者とかエラい人のあいさつ」「優秀者の表彰」「歌とかダンスとかの余興」みたいな「とりわけ必要と思われるようなプログラム」を最初の1時間ぐらいでガツっと消化したあとは、ただひたすら酒を飲み、踊る。それ以外には何もありません。

そもそも「新しい年を祝うこと」自体がモンゴルでは比較的歴史の浅い伝統なので、どうしてもこの手の単なるお祭り騒ぎになってしまうんでしょう。ツァガーンサル(旧正月)なんかは伝統と格式があって興味深いんですけどねー…。

ちなみに去年は外国語学部が幹事を勤めたので、事前準備なども色々あり、私も出し物のひとつとしてモンゴルでも有名な日本の歌として「北国の春」の独奏をしたりしました。んで、パーティーが始まったら始まったで色んな人が次から次に酒を注ぎに来てごまかしきれないほど飲まされ、すっかり眠たくなってしまったがためにまったく楽しめなかったのを思い出します。
(去年のパーティー)

…が、今年は我々外国語学部の面々も幹事の重責を逃れ、偶然にも「飲むのが好きな先生」とか「飲ますのが好きな先生」も欠席。さらに会場に用意された席も2階席の隅っこだったので、出された食事をみんなでモソモソと食いながら写真を撮ったりして、どちらかというと安心してパーティーの様子を傍観することができました。

…で、予定通りパーティーは順調にプログラムを消化。あらかたの出し物も終了すると、延々続くダンスタイムに突入します。

こういうパーティーの席でいつも必ず「私と踊りましょう」と誘ってくるロシア語のおばちゃん先生(超ニガテ)からのお誘いは今年もしつこく、内心「これがなければ…」などと思ってしまう自分。

で、そんなダンスの合間にほかの学部の先生やらが酒を注ぎにきます。
しかし、宴もたけなわになってほとんどの人がベロンベロンになっているので、「ちょっと舐めるだけ」とか「飲むフリ」で十分ごまかしきれるんですが、さすがに悪質なモンゴルアリヒ(ウォッカ)のおかげでフロア全体が酒臭くなって気持ち悪くなってきたため、ときどき外に出て……



…マイナス20度の夜風に当たって酔いをさまします。

んで、フロアに戻ったら戻ったで、相変わらずロシア語のおばちゃん先生(実は年下)が身体を密着させてダンスに誘ってきます。そんなこんなで「そろそろ帰りたいなぁ…」などと思い始めたころ、新人中国語教師3人娘のうちの1人が信じられないほどドロヨイし、恐怖のキス魔に豹変するという想像だにしていなかった事態が発生!

前述のロシア語の先生に加え、想像だにしていなかったところからカウンターパンチで酒の席での心配のタネが増えてしまい、ますます外に出る回数が増え、その間隔も時間を追うごとに短くなり、むしろ外にいる時間の方が長くなっていく私。

で、やっぱりフロアに戻ると酒臭く、せっかくモンゴルでは珍しい鶏肉料理とかホントにおいしい高級ケーキなんかがテーブルに並べられてるのに、酒臭いおかげで食欲もわかず、あまりに料理がもったいない!次からパーティーにはタッパー持参で参加しようと思ったほどです。
モンゴル人は酒がこの国をダメにしているということに早く気付くべきだと心の底から訴えたい限りです。

…でもね、そんな中でなんとなーく周りの人々の様子を見ながら、今回のパーティーを通じて「どうして自分がパーティー嫌いなのか」がわかってしまいました。

このブログを読んでもわかるとおり、私自身もともと「ナナメからモノを見るタイプ」なんですが、とりわけこの手の「みんなで歌ったり踊ったりワイワイ騒ぎをするパーティー」なんかに身を置くと、表面上はみんなに合わせて盛り上がってるフリをしながらも、心のどこかでは周りの状況を冷静に分析してしまっている自分がいて、そのおかげで心の底からノリノリのノリ助になれないんですよねー。双子座AB型の悲しいサガです。

…と、そんなつまんねーことを考えているうちにパーティーが終了。


時刻は深夜1時です!
「朝まで」を覚悟していただけに、この時間の終了はうれしい限りです。

…が、前述のキス魔に豹変した新人中国語老師ムスメ(実は子持ち)をアパート(私のアパートとは正反対の方角)まで送り届ける大役という名の厄介ごとを仰せつかってしまい、「去年の今ごろは「先生、ひとりで帰れますか」とか心配してもらってたのに変わったもんだよなー」などと思いながら夜中の1時半近くにマイナス20度の寒空の下、1人トボトボと家路につき、それでもなんとかこの「地獄の酒宴」を乗り切った充足感を噛みしめるのでありました。

でも、モンゴルにいるあと半年の間に、こんな酒宴がたぶんあと3回ぐらいあります。

テーマ:モンゴル - ジャンル:海外情報

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