シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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春の大運動会

早春の候、今回我々がお邪魔したのは……。

我がエルデネットから西へ約60キロの隣町、ボルガンです。

そしてその目的とは……

ボルガン第1学校、春の大運動会。

……と、ここでまたトートツに“語り”を入れてしまいます。

初等教育から高等教育にいたるまで、どの国に行っても(もちろん日本にも)教育の現場における悪しき慣習というものはありますが、モンゴルの教育界全体に蔓延している「悪しき慣習」のひとつにこんなものがあります。

例えば学校(または学外)でなんらかの「発表会」的なイベントを行うとします。すると、学内から代表者を選抜し、選抜された学生がその催しに駆り出されるわけですが、モンゴルではその「代表者」をどうやって選抜するかというと……

学生個人の意欲とか適性なんかは度外視し、とにかく成績優秀者を先生の独断で一方的に指名する。

…という、まったくもって公平性に欠ける選抜方法を採用しています。

だから、うちの大学で行われ、2つ3つ前の記事にも書いた「日本語週間」というイベントなんかでも、司会を担当する学生を選抜する際に、モンゴル人の先生はとにかくアタマから成績上位の学生にやらせようとしてしまいます。

たしかに「日本語イベントの司会」ともなると、それなりの日本語能力は要求されます。…が、成績がいいおとなしい子だとかやる気ないくせに勉強できるヤツなんかに司会を務めさせるんじゃなくて、そこはクラスの中からいかにも「ザ・司会者」みたいなヤツを選出するべきでしょう。

私もこの2年の間に口をすっぱくしてそれを言い続け、ことあるごとに軌道修正してきました。

でも、モンゴル人の先生は本質的にそれができないんです。

そんなこんなで、モンゴルでは「(1)何かの折には先生が“できる子”だけを選出する」「(2)子供たちは何の疑問も感じず、それを受け入れる」「(3)やがて成長した子供たちは“できる子だけを選出する大人”になる」「(1)に戻る」という、とてつもない悪循環スパイラルからいつまでたっても抜け出すことができていません。

で、それはスポーツにおいても同じようで、学校のスポーツイベントなんかがあると、とにかくできるヤツだけが表舞台に立って脚光を浴びる、というのが通例だという。

……それは実にいかんことであります。

というわけで、話がだいぶ横道にそれてしまいましたが、今回ボルガン第1学校で執り行われたこの運動会。
ここに配属されているJICAの隊員がそんなモンゴルの偏った現状を打破すべく「日本式の、全員参加型の楽しい運動会」を企画し、そして無事に開催の運びとなった、というわけです。

当日、私が乗ったボルガン行きのバスの出発が遅れてしまい、私が到着したときにはすでに開会から1時間ほど経過しており、ちょうど「騎馬戦」をやっているところでした。


そのほかにも…
障害物競走とか、

玉入れとか、

綱引きとか

長なわ跳びとか、リレーとかその他いろいろ…

「あっちのチームに負けたくない」とか「みんなでがんばろう」とか、そんな雰囲気の中で、とにかくクラスみんなが参加できる(←コレ大事)、そんな催しが繰り広げられたことはとても大きく、子供たちの中にも特別な記憶として残ったのではないかと思います。


何より、見ているこっちも懐かしい気分になれて楽しかったです。

テーマ:モンゴル - ジャンル:海外情報

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