シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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後任をめぐって

はじめに………

この話は、このような不特定多数の方々の目に晒されるブログに書くべきか書かざるべきか、と躊躇してしまうような出来事ではありましたが、おそらくこのブログを読まれている方の中には「いずれ日本語教師として海外に出て活躍したい」と思われている方もおられるだろうということもあり、「海外に出てしまえば面白おかしいことばかりではなく、こんな苦労もよくあることなんだ」ということを知っていただくためにも思い切って書いてしまうことにいたしました。

賛否両論あるかと思いますし、私の書く文面に失礼な物言いがあるかもしれませんが、どうか温かい目でご覧になっていただきたいと思います。心躍るような春のモンゴルの風景写真も載せておきますので、ご容赦のほどよろしくお願いします。

というわけで…、

ご存知の方もおられるかと思いますが、我がモンゴル国立大学オルホン分校では、つい2ヶ月ほど前から日本語教師の求人情報サイト上で日本語教師を募集していました。

もちろん私の後任としてこちらに来られる日本人教師の募集です。

募集記事を出した当初、わざわざモンゴルのエルデネットまで来てもいいなどという奇特な人もそうはいないだろうと思い、経験、学歴、年齢、性別などには制限を設けず、「資格があればだれでもオッケー」と門戸を広くして募集したところ、これがまた想像以上の反響。ふたを開けてみれば12名からの応募があり、応募書類が送られてくるたびにモンゴル人の先生と「この人がいいか、あの人がいいか…」などという話題で盛り上がっていました。

……が、今回の最終的な人事権は我が外国語学部の学部長にあります。
そこで締め切り後すぐに学部長との協議に入ったわけですが、ここで学部長がひと言

「女の人はナシで、男性陣の中から選びましょう」…と。

そんなわけで、12名の応募者の中から女性を外した5名の男性の中から選考することになったんですが、その中からさらに私が個人的に「同じ日本人という観点から、この人だけは何があっても絶対に選ばないでほしい」という人がいたので、さらに絞って3名の中からの選出となりました。

まぁ、幸いにも「全応募者から考えてもこの人だろう」と思っていた人がその3名の中に入っていて、モンゴル人の先生も学部長も満場一致で「ざぁ、その人にしましょう」という結果に。

で、その先生に連絡したところ………

断られました。

理由は「他にも応募していたところがあって、そっちに決めちゃいました」とのこと。
コレに関してはまぁ「早いモン勝ちのイス取りゲームでいいイス取られた」ようなモンだと思ってあきらめて、次いってみよう、とばかりにその他の応募者(まだ不採用の通知はしていなかったので)全員に…

結果の報告が遅くなってごめんなさい。もうちょっと選考に時間がかかりそうなので、待っててください。ただし、もしこの時点で応募を辞退したい人がいたら、すぐ言ってください。(これ以上無駄な手間を増やしたくないので)

という連絡をしました。

…で、再び選考開始。この時点で私の中では「女性もアリ」だったんですが、相変わらず学部長は「男の中から選びましょう」という姿勢は崩さず、つまり残された2名の男性陣から選出することになり、その中からこの春大学を卒業したばかりの若者に賭けてみることになりました。………が、その若者に採用の通知を出した数日後、

「一身上の都合で辞退します」だって。

………はぁ?「辞退するなら言って」って言ったじゃん!!余計な手間増やすなよ、若造。…などと腹を立ててる場合ではありません。すぐに再選考です。

この時点で選考対象になっているのは残った男性1人、それに未だ手付かずの女性陣7名
というわけで、私だけでなく同僚のモンゴル人の先生の中にも「この残った男の人だったら、女の人でもっといい人3人ぐらいいるよな、女性もアリだよな、な。」という確かな気持ちがありました。しかし…

「オンナはダメ」の姿勢をガンとして崩さない学部長。

で、最終的にその残った男性一人に決定し、先方からも快く引き受けていただきました。

…でも、正直なところ私の中ではこの決定に「もやっ」としたものが残ってしまいました。最終的に決定した先生が「悪い」とかいうんじゃなくて、(申し訳ないんですが、「いい」というわけでもなかったし、)もっと適任だろうという人が女性の中にもいるのに…。

そして何より私がここを去ったあと、残された学生たちがこの新任の先生を相手にどうしたもんかと困惑するだろうし、また同僚のモンゴル人の先生方にかかる負担も大きくなるんじゃなかろうか、ということが容易に想像できるような人をどうして選ぶのか…。

そもそもなぜ学部長(←女の人です)がそこまで「男」というか「女はダメ」にこだわっているのか…。

実は私の前任者(直接会ったことはないんですが…)が女性で、某政府系のボランティア派遣事業から配属された方だったんですが、その方は立場上「教える」以外にもいろいろと使命があり、それでことあるごとに学部長と衝突し、そりが合わず、結果的に学部長が「日本人の女の人、ヤダ」と思う要因を作ってしまったという。
モンゴル人でそれなりの役職に就いてる女の人はプライド高いからね……


……って、腑に落ちてないのは俺だけか?


っても、いずれにせよ後任は決まりました。これからは気持ちを切り替え、残された日々を前のめりにぶっ倒れて終わってやろうじゃないかという覚悟を決めて学生たちの前に立つことに。

…が、ここへ来てさらに耳を疑うような想像もしていなかった衝撃の大どんでん返しが我々を襲うのであります。

なんと、モンゴル国立大学オルホン分校では、9月の新年度開始時に………


つづく

テーマ:モンゴル - ジャンル:海外情報

コメント

おひさです。

なんてモンゴル的なんだ~!
つづきが気になります。。

  • 2009/05/17(日) 11:55:21 |
  • URL |
  • yoshitam #-
  • [ 編集]

>yoshitamさん

やっぱり、モンゴル的、ですよね~。
後半はさらに衝撃の展開が待っています。

もう何を言ってもしょうがないので、あきらめるしかない、ていう感じです。

  • 2009/05/19(火) 11:31:31 |
  • URL |
  • ひろ #-
  • [ 編集]

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