シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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カシオン山に登ろう

ダマスカスでの山登りのお話です。

ダマスカスに到着して街の中心部に足を運ぶと、緑がまったくなく、斜面には四角く色のない家々が密集した岩肌むき出しの茶色い山、その名もカシオン山がふてぶてしく横たわっております。

このカシオン山、実際に写真でその姿をお伝えしたいところではございますが、実は山中に軍事施設があるということで写真撮影は厳禁
もし写真を撮っていることがばれたら、軍事機密を外部に漏らそうとしたのではないか…などといういわれのないスパイ容疑でしょっ引かれてしまい、それはそれはこっぴどい仕打ちを受け、あわや国際問題にも発展しかねない、という場所。

その圧倒的な存在感をこの場でご紹介できないのは残念ですが、なんとこのカシオン山旧約聖書によるとアベルとカイン(アダムとイヴの子)による人類史上最初の殺人事件現場となった場所、などという言い伝えもあるらしい。

しかし、そんなカシオン山も現在は軍事施設が設けられてしまった以上、頂上まで登って行くことはできず、やはり決められたラインを一歩でも踏み超えてしまえば屈強なシリア軍兵士に羽交い絞めにされてしまいます。

…が、それでも山の中腹ぐらいまでは足を踏み入れ、ダマスカスの街を一望できるという。

と、なんだかんだでやはりそこに山がある以上、行けるんなら行けるところまで行ってみようじゃないか、ということで話はまとまり、カシオン山登山を決行。せっかくなら山から上る朝日を拝んでみよう、ということで、早朝4時の出発です。

決められた登山道などというものはないので、急な斜面に立てられた家々の隙間をゼェゼェ言いながらとにかく上を目指して歩いていきます。

…が、この家々の隙間というのがなかなかの曲者で、まるで迷路のようにすぐ行き止まりにぶつかってしまい、そのたびに怪しげな目で見られながら急な階段を上ったり下りたりしなければなりません。

それでも地元の方々にルートを教えてもらいながら、どうにかこうにか上に近づいてなんとか居住地域を抜け、視界をさえぎる物がなくなって見晴らしもよくなりました。


んで、あとは砂岩地帯をガシガシ登っていくだけか…、と思った矢先、最後に道を尋ねたおっさんに呼び止められてしまい…


山住まいの屈強なるおっさんと何やら話し込むセンパイ。

で、最終的に…


こうなりました。

なぜか地元のおっちゃんたちと朝メシを囲むことになった我々登山隊。

そして…


初対面のおっちゃんたちと共に朝日を拝みます。

その後はこのおっちゃんに教えてもらったルートで行けるところまで登っていき、晴れやかな気分でダマスカスの街を見下ろしてやりました。


みなさんもダマスカスにお越しの際にはぜひ、カシオン山に挑戦してみてください。

テーマ:シリア - ジャンル:海外情報

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