シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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農の最先端

 いくつか前の記事で、

我が家の庭で育てているキャベツの芯がすくすくと葉を増やし、花のつぼみが出てきたよ、なんてことを書きましたが、先週、私が首都に退避している間に…、

かわいい黄色いお花を咲かせていました。

街を歩けば緑が目にまぶしく、色とりどりの花が咲き、気候もあったかくて心地よい日々が続いております。
我らがアレッポ城も写真の通り、緑に包まれてすっかり春の装いとなりました。
…が、あと1-2ヶ月もすれば一滴も雨の降らない、日差しの強烈な、乾燥したがやって来ます。
で、そうなるときれいに芽吹いた緑も直射日光と水不足にやられてしまい、その姿をすっかり消してしまうことでしょう。

そういえば去年の夏のさなか、私が住んでいる家の大家さんから「水をあげて大事に育ててね」と言われてもらった鉢植えの花を、なんにも知らずに日向に置いておいたらたった半日でカラッカラに枯れてしまった、なんてこともありました。
乾燥地で植物を育てるということは、それだけ大変で手間の要る作業なんだよな、ということで、

今回、我々が訪れたのは…

アレッポ郊外にある“International Center for Agricultural Research in the Dry Areas (国際乾燥地農業研究所)、通称「ICARDA(イカルダ)」

イカルダはアレッポからダマスカスへの長距離バスが通るハイウェイ沿いにあり、1000ヘクタールもの農場がもうとにかくどわぁ~っと広がっていて緑も鮮やかだしなんかすごい開放的な感じの場所です。

そして、その名の通り乾燥地における土壌の分析農作物の生育状況、また収穫された作物の品質などを調査、研究するという、農学のエキスパート集団が世界中から集まるこの施設。実は日本の大学からも研究のための長期滞在をしている学生がいて、また私の家のお隣に住んでいるということもあり、今回はアレッポ在住の日本人団体を引き連れて見学させてもらえることになったというわけです。

中に入ると超キレイ。もうぜんぜんシリアじゃないみたい

この時期はちょうど小麦のシーズンということで、農場にもお邪魔して日本人の先生にいろいろとレクチャーをしていただきました。

施設内にはなんか理科室みたいな部屋が並んでいて、その中で白衣を着た学者さんたちがなんかいろいろビーカーとかフラスコとかでゴチャゴチャやってました。
農業などという狭いくくりではなく、ここまでくるともう最先端バイオテクノロジーの研究がなされている、という感じです。

丘に登ると一面に広がる麦畑。とりあえずきちんと区画整理されているところはすべて農場なのかな?

おまけに食堂のメシも安くて旨いという、非の打ち所のないICARDA。

乾燥地農業の最先端技術、最新の指標がこのシリアとは思えない研究施設から発信されるのであります。
もう、ここを見学させてもらっている間は「ほぉ~」とか「へぇ~」みたいな感嘆の言葉しか発していなかったような感じで…、

一方そのころ、我が家の庶民派乾燥地菜園では、
土中のミミズも春を迎え、なまら暖かい土の中で来る日も来る日も微生物を食べたりフンをしたりしてせっせといい土を作り続けているのであります。

テーマ:シリア - ジャンル:海外情報

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