シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日本語能力試験が終わったよ

去る12月4日、全世界で日本語能力試験(JLPT)が行われました。

日本語教育に関する公式なデータ上では、私がお勤めしている学校(モルディブ国立大学観光学部)がモルディブ国内で唯一の日本語教育機関であり、また、そこで日本語を教えている私がモルディブ国内で唯一の日本人日本語教師ということになっています。

というわけで、モルディブでは我が校がこの日本語能力試験の試験会場になっており、同時に、私がモルディブ国内における試験会場責任者ということになってしまっておりました。

試験実施日も、試験科目の実施順序も、試験監督の方法も、すべてが同じように全世界統一で行われるこの日本語能力試験。
そういえばここ最近、たとえばモンゴルでは地方の分校に勤めていたので、能力試験の日は首都ウランバートルの試験会場に足を運ぶことなどなかったし、シリアなんかではまず国内で能力試験そのものが行われていないので、能力試験を受ける学生はお隣のトルコまで行き、もちろん私もトルコまで引率するなどということもなく、この何年かは自分のとこの学校で「能力試験対策クラス」を開き、「受験者を取りまとめて試験実施機関と連絡のやり取りをする」みたいなことをする程度で、実際に試験会場の雰囲気を体感することなどありませんでした。

なので、ここまでガッツリ試験の運営に携わったのは2004~6年に勤めていたフィリピンの大学が地方会場になっていて、そのときに試験監督やら何やらいろいろやって以来です。

でも、フィリピンでは国際交流基金の専門家の先生がマニラから来てあれこれを仕切ってくれていたので、我々は当日に会場入りして試験監督をする程度。

しかし、モルディブは日本大使館もないし、基金の専門家とかも派遣されてないし、“国内唯一の日本人日本語教師”である私がスリランカの日本大使館と連絡を取り合い、いろいろを管理して、すべて私ひとりの責任でこの試験を行わなければならないのです。

というわけで…、

試験開催の数日前にダンボール4箱にもなる試験問題が届き、それを学校の事務所に運搬。

そして試験前夜、休日だというのに学校へ出向き、解答用紙を確認試験問題レベル別科目別に仕分けしてそれをまた教室ごと別々の封筒に入れ聴解CDも封入

…という作業を「…んだよめんどくせーな」とか思いながらひとり夜遅くまで黙々と行い…、

試験当日は朝もはよから出勤して会場作り

(同僚のモルディブ人の先生もこの日は受験者なので、こういうのも私ひとりでやらなきゃいかんのです。)

そして、自身の受験級の試験が終わったモルディブ人の先生には順次試験監督も勤めてもらう、というまさに自転車操業


で、つつがなく試験も終了しました

…が、在外公館もない、日本人教師がひとりしかいないモルディブはこれで終わりではありません

試験終了翌日、解答用紙を安全、確実、スピーディーな方法でスリランカの「日本語教育協会」というところに郵送し…、

さらに、試験問題の流出を防ぐため(…といっても、日本のご近所の某大国で毎年お約束のように早々と試験問題が流出するんですが)、聴解試験のCDにはカッターで傷をつけ、問題用紙もテキトーにビリビリと破いたあと、街のごみ処理施設に持っていって確実に廃棄されるところを見届け、その旨をスリランカの日本大使館に報告

…で、今に至るというわけなんですが、これからまたさらに報告書の類がいくつかあったりするものの、とりあえずはひと段落、という感じです。

というわけで、久しぶりの日本語能力試験がこんなにガッツリ運営業務に浸ることになろうとはまったく思っておりませんでしたが、数年ぶりに試験前のなんかあの独特の緊張感と、試験後の開放感を味わうこともできてなかなか楽しゅうございました。

テーマ:日本語教育/異文化コミュニケーション - ジャンル:学校・教育

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://springfactory.blog101.fc2.com/tb.php/235-bc02f954
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。