シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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出張中のできごと

なんかもうだいぶ時間が経ってしまい風化しつつあるような話ですが、出張中のお話とその後についてです。

私がマレを離れ、クルドゥフシ分校で日本語の授業をしていた2週間の間にモルディブ国内が大きく揺らぐほどの大惨事が起こりました。

その第一報が飛び込んできたのは2月7日
いつものように朝メシを食おうと宿泊先に併設されたカフェへ行くと、近所のおっちゃんらがぐちゃぁ~っと集まって入り口付近のテレビに釘付けになっていました。

2月7日 モルディブ警察が街頭で大規模な反政府デモを展開。これを受け、モハメドナシード大統領(当時)が大統領を辞任。ナシード氏の後任には副大統領のワヒードハッサン氏が大統領に就任。

…そういえば、年末ぐらいからなんか拡声器を積んだトラックとかが昼夜を問わずやいやい言ってたり、ちょっとした行進なんかが行われてたなぁ、なんて思いながらも、そのときは「反政府の声に潔くその座を降りた大統領、やっぱり漢(おとこ)だね」などとのんきなことを考えておりました。

しかし、テレビを見ると大勢の市民に軍や警察も入り混じり、ちょこちょこと火の手も上がったりしていてどうも物々しい雰囲気でどうやら負傷者や人死にまで出たらしく、マレでは学校も休みになったりしてなんかちょっと騒然としているみたい。

クルドゥフシの人々もなんとなーくザワついているようでしたが、これといって騒ぐようなこともせず、街はいつもとそれほど変わらない様子でした。
…と、そんなこんなでその日もいつもと変わらず朝から授業を行い、夕方、ブラブラと歩いていると、


なにやらお祭り騒ぎ。この度の政変を受けてのちょっとしたパフォーマンスらしい。


さらには国旗を持った集団がトラックに乗り込んだりバイクにまたがったりして島をぐるぐる廻ったり…。

朝の報道で見た騒然とした首都の様子国旗を掲げて街を練り歩く人々の姿を見て、シリアでの記憶がよみがえる…なんてことはまったくなく、なんか「みんな楽しそう」とさえ思っておりました。

しかし…。

2月8日 MDP(モルディブ民主党)およびナシード前大統領の支持者らがナシード氏の復任を求めて街頭で暴れまわり、火炎瓶を投げるなど暴力的行為を働いたほか、一部地方では警察署を制圧。ナシード氏の辞任はクーデターにより強いられたもので、銃を突きつけられ退陣を迫られた。

2月9日 ナシード氏の復任を求めるデモが続く中、ナシード前大統領に14の容疑で逮捕状が出された(罪状は不明)。


…とか、なんか事態がどんどん大きくなっていき、ほんの2ヶ月前にお会いしたあの大統領、そんじょそこらの普通の小柄なおっさんのような雰囲気を感じさせながら大物のオーラも持つあの大統領が、名実ともに普通の人に成り下がるどころか逮捕状が出されるって…などと軽いショックを受けると同時に、「ちょっとコレ、マレに戻っても大丈夫なの?」なんてことを思いつつ、


マレに戻ったら別にいつもと変わらないいたって普通の様子でした。

それでもその後、週末のたびにデモだとか集会だとか平和行進なんかが行われるから外出は控えるように、なんてことを言われたりして、でも外出してみると、政府系の建物の周囲あたりはちょっと道が封鎖されていたり、


MDP支持者のテントができていたり、ナシードTシャツを着た人が歩いていたり、そんな今まで見ることのなかった雰囲気になりつつあります。

去る3月1日、新大統領になって開かれる国会の初日だったんですが、議場占拠と座り込みにより国会は開かれず、終日自宅待機ということになっていたところをちょこっと買い物に出てみると、やはり軍の人がたくさん配備されていて物々しい雰囲気がなくはないような感じでした。


まあでもこうしてフラフラとほっつき歩いてもまったくなんにもないわけだし、実際それほど危険な雰囲気は感じはないので、シリアのように泥沼化するようなこともまずないでしょう。

テーマ:モルディブ - ジャンル:海外情報

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