
それも初日は夜遅くの便でマレを出発し、夜も深い時間にスリランカに到着。また最終日も昼過ぎには空港に向かわなければならないので、しっかり観光できるのは実質4日と半日だけという小旅行。
というわけで、旅程としてはスリランカ最大の都市コロンボから古都キャンディとダンブッラを往復するという感じとなりました。

コロンボは特に観光することもなく、

キャンディも人が多かったけど街は落ち着いた雰囲気で

のんびり寺院を見たり仏像を見たり、

湖のほとりでまったり過ごしたりマーケットを見物したり、

ほんでもってダンブッラでは世界遺産の石窟寺院でやっぱり仏像を見て、

ちょこっと足を延ばして、スリランカ人も「ここがスリランカの遺跡でいちばんの見所だどー」と言ってはばからないシーギリヤ(巨大な一枚岩に作られた要塞都市の遺跡)にも行ってきました。
…と、まあまあ日数も少ないしこれといったトラブルもなく順調な旅になるかと思いきや、
キャンディの街を歩いているときに、インドで買った一流ブランド「POMA(ポーマ)」のサンダルが崩壊。

仕方ねぇ、新しいサンダル買うか。と思って壊れたサンダルを引きずりながら歩いていると、「ちょいと、そこゆく旅のお方…」みたいな感じで、

この、開店準備をしていた宝くじ売りのおっちゃんに呼び止められ、

何やらゴソゴソと商売道具をひっくり返し、

慣れた手つきでサンダルを直してもらいました。
おっちゃん、宝くじ屋なんてヤクザな商売してないで靴修理の店でも開いた方が儲かるんでないかい?
という、その程度のトラブルしか起きない、いたって順調な旅を送っていたかと思いきや…。
いよいよ旅の終盤、キャンディからコロンボに戻るその道中。

スリランカ旅行は基本的にバス移動というのが本数も多く便利だったんですが、最後にキャンディ~コロンボ間はどうしても乗りたかったスリランカ国鉄でのんびり列車の旅をしていると、

田園風景のど真ん中で突然の停車。
どうやら故障したらしく、1時間近くの立ち往生。
んで、後ろからやってきたローカル線の列車に押してもらう、という強引な方法でなんとか次の駅に到着。

そこで列車を降ろされて別の列車に乗り換えるハメになり、それまでの快適な列車の旅が日本のラッシュアワー並みのエアコンなしの超満員列車で一気に汗臭い雰囲気になり、

さらにまた別の列車に乗り換えて、

予定の2時間遅れでなんとかコロンボに到着。
…と、どうあっても私はまともに観光旅行をさせてもらえない運命にあるらしい、ということを再確認し、

コロンボ最後の晩に食べたカツ丼とにぎり寿司に感動。
ブタを不浄の動物とか言って食べないなんて人生の何分の一かを損してる…。
新鮮な魚が腐るほどあるのに、それでガルディアとかカレーしか作らないなんて馬鹿げてる…。
なんて思いながらスリランカの旅を終えたのです。

もっと時間があればあちこち見て廻りたかったんですが、それでもまあ満足のスリランカ旅行となりました。
ちなみにマレ~コロンボ間のフライトは2時間弱のショートフライトなので、

機内食はこれだけです。