シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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カウパレードがこの街に

今回はかなり趣味的な方向に走ってしまい自己満足度が高くなってしまったので、この感動がはたして何人ぐらいに伝わるかはわかりませんが、先日、ホーチミン市内で地味に開催されていたアートの祭典についての話です。


この写真は、ホーチミン市の中心部にある公園です。

何の変哲もないただの公園なんですが、この界隈には旅行者も多く、怪しげな日本語で近づいてくるベトナム人なんかもたくさんいて、たいがい不快な思いをすることが多いのであまり立ち寄らないようにしているんですが、ある日の午後、用事があってこの公園付近を訪れたときのこと、いままでなかった奇っ怪なオブジェがいくつも並んでいることに気付きました。

←うし

その数28体。様々なペインティングを施した牛のオブジェが並べられていて、何だ何だ?と思い、よく見てみると、これ、ヨーロッパの一部ではそこそこ有名な「Cow Parade(カウパレード)」という催し。

このカウパレード、もとはスイスのチューリッヒ発祥のアートコンペティションで、「食と健康」みたいなテーマのもと、牛のオブジェに様々なアーティストがペインティングを施し、それを公園やらビル街やらといった、街の雑踏の中に展示。で、街ゆく人に人気投票なんかもしてもらいつつ、それを見た人や協賛企業からの寄付金を募るというもので、その規模は次第に拡大し、実は過去2回、東京の丸の内界隈で催されたこともあり、世界各国にコアなファンがいる前衛アートの祭典です。

しかし、またどうしてそれをベトナムで?
…とは思いましたが、まぁそれはそれとして、このカウパレード、実際に牛のオブジェが無造作に並べられている現場を見てみると、やはり何かそこはかとない不思議な空間に足を踏み入れてしまったような感覚を覚えます。
また、もともと大々的に宣伝して行われるような催しではないというのもあるんですが、ある日突然、雑然とこのホーチミン市で開催されていることと、そこに遭遇してしまった偶然にちょっぴり感動してしまいました。

で、今回のカウパレードでは、欧州各国のアーティストやら少年少女らなどがデザインし、それぞれの国の代表となった牛のオブジェが展示されていました。
そんなわけで、たぶんカウパレードに興奮してる人間など、ホーチミン市内で私だけではなかろうかと思いつつ、周りの目も気にせず全ての牛オブジェの写真を撮りまくってしまったので、興味のない人には面白くも何ともないかもしれませんが、この場を借りて公開いたします。


左・アテネ五輪牛(ギリシャ)/中・青空牛(ベルギー)/右・コスモ牛(チェコ)


左・チューリップ牛(オランダ)/中・銀のカラダに黒い文字のサイバー牛(ルクセンブルク)/右・糸巻き牛(イタリア)


左・国旗の三色が鮮やかな夕焼け牛(ドイツ)/中・ヘラクレス牛(フランス)/右・エーデルワイス牛(オーストリア)


左・ギリシャ彫刻牛(キプロス)/中・子供の落書き牛(ハンガリー)/右・白と黒の反転図形牛(デンマーク)


左・色層牛(マルタ)/中・闘牛のシルエット牛(スペイン)/右・大航海牛(ポルトガル)


左・点と点を数字の順になぞったら牛が完成するというお絵描き知育牛(スロバキア)/中・モーター内蔵牛(ルーマニア)/右・サンタ牛(フィンランド)


左・白とエンジの花模様牛(ブルガリア)/中・なぜかトラ柄牛(チェコ)/右・メッセージ牛(アイルランド)


左・銅版ツギハギ牛(エストニア)/中・国旗の三色を使って描いたバラ牛(スロベニア)/右・バルトの世界遺産ビリニュス牛(リトアニア)


左・白い牛の中に漆黒の馬を描くという新発想の白黒馬牛(ラトビア)/中・牛のシルエットが描かれているけど遠くから見たら普通の牛(ポーランド)/右・ユニオンジャック牛(イギリス)


最後・ラップランドの民族衣装を彷彿とさせるシャーマン牛(スウェーデン)

…と、以上の28体の牛たちがホーチミンの公園にゴロゴロと放置されており、行き交う人たちは、何の意味があってこんなところに牛のオブジェが置かれているのかもわからず、ときには牛たちを邪魔者扱いするような場面なんかもありましたが、広い公園の一角に牛たちが野ざらしにされ、そのまわりで子供たちがバドミントンなどをしてはしゃぎ、おばさんたちがウォーキングをし、カップルたちがイチャついているというのもなかなか面白い光景でした。

コメント

牛づくし

これは面白いね!
いいなあ、僕も目の前で見たかった。

  • 2007/06/12(火) 22:00:56 |
  • URL |
  • 純也 #-
  • [ 編集]

実際、これは変な感じが漂っててなかなか面白かったよ。
ベトナムだからみんなそんなに違和感を感じてなかったかもしれないと思うけど、たぶん日本のビル街なんかでやったらすごい面白そう。
こんなイベントに出くわすことってなかなかないと思うけど、またそのうち日本でもやるかも。
忘れたころに偶然遭遇するっていうのがまたいいトコロなんだけどね。

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