シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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第一の難関

外国人の名前についての話です。

外国人と一度でも話したことのある人ならわかると思いますが、外国人が日本語で自己紹介するときって、たとえば…

「ワタシは Christian Bautista デス。」

…みたいに、自分の名前だけ母語の発音になってしまうので、名前が聞き取りにくいときがよくあります。
欧米人とかで、テレビや映画などで見聞きするようなベタな名前ならまだわかりやすいんですが、あまり馴染みのない国の人の名前なんかは、ホントに「おーい、なんて名前かさっぱり聞き取れんわーい」と思ってしまうことのほうが多いです。
それを考えると、日本人というのは英語で自分の名前を言うときでもなんとなく英語っぽく話すところが律儀だなーと思ってしまいます。

と、それはさておき、教師がまず新しい教室に入ってしなければならないことのひとつに「学生の名前を覚える」という作業があります。

で、今まで働いた国を考えてみると、
フィリピン人の場合、ファーストネームが2つも3つもあるのがうっとうしかったりするものの、名前自体は「マーク」だとか「アイリーン」だとか「メリーアン」みたいに、わりと「ベタな英名」が多いので、覚えやすさでは初級レベル。
ベトナムは、声調によって意味が変わってしまうので発音が難しいという問題があるものの、基本的には「ロン」とか「フイ」とか「トゥ」みたいに単純な名前が多いし、やはり中国文化圏だけあって基本的に漢字一字で表される名前なので、これも日本人にとっては覚えやすいと思われます。
ウズベキスタンでは、やはり馴染みのない名前が多かったので最初のうちは苦戦したものの、たとえば「ニゴラ」とか「ザミラ」とか「グルノザ」みたいな「怪獣っぽい名前」と、「イスロイル」とか「ジャホンギル」とか「アハドジョン」みたいな「ヒーローっぽい名前」に分けられる、…などと思ってみたら結構覚えやすく、しかも名前のバリエーションもそんなに多くないし、日本人みたいに「女の名前には「子」とか「美」、男の名前には「男」とか「郎」などがつく(最近の子どもの名前は別として)」…に似た法則みたいなのもあるので、それを覚えてしまえば、比較的簡単に覚えられます。

しかし、モンゴルに来て学生の名簿を渡された瞬間、思わず固まってしまいました。
というのも、下に書いてあるのは私が勤めるモンゴル国立大学日本語学科2年生の学生の「下の名前」なんですが、

アルナグル
アリオナー
アリオンザヤ
アンハトヤ
アマルバヤスガラン
ボマツェンデ
ビャンバスレン
グントグトホ
ジマセー
ゾルジルガル
ゾルツェツェグ
ナラントヤ
オトゴンチメグ
オユンドルマ
オユンエルデネ
ソロンゴ
サルール
テレムーンホラン
トヤ
ホンゴルゾラ
ツェンゲル
ツェレンナディミッド
ツォルモントヤ
パガムドラム
エルデネチメグ
エンフツェツェグ
ボヤンウルジー
ナラントヤ

…なんだかたくましそうな名前が連なっていますが、一人を除いて全て女の子の名前です。最初の5人ぐらい読んだところで、意味が分からなすぎて笑ってしまいました。
しかもこれでひと学年分なので、全学生の数になると単純にこの4倍になるわけですが、モンゴルで教師をする以上、これを全部覚えなければなりません。
よく見れば「〜チメグ」とか「〜トヤ」とか「〜ツェツェグ」みたいな共通性もありますが、組み合わせがいろいろあってかなり難解です。

この名簿を渡されたときの衝撃、比較的容易に想像していただけると思います 。
ちなみに、モンゴル人の先生でさえ「ときどき意味が分からない名前もある」と言っていました。

モンゴルでの授業が始まって2週間経ちましたが、毎日授業があって人数も少ない1年生の名前はすぐに覚えられたものの、授業数の少ないほかの学年の学生の名前を覚えるのはかなり苦戦しました。何となく覚えたような感じではありますが、まだ「授業中にとっさに指名する」みたいなときにすぐ名前が出てこなかったりします。それでも今までの経験上、そのうちサラッと覚えられるようになるだろうという感触みたいなものはありますが、はたしてどうなることやら…。

コメント

外国人の名前は難しいですよね(汗)
私が大量の名前を覚えるハメになったのはウズベキスタンでした!
覚えてしまうと、「あ、あの人と同じ名前だ!」と、楽になりましたが・・・。
身の回りに多かった名前は、男では「バフティヨール」「アザマット」「ルスタン」女では、「ムハバット」「デリバール」「フェルーザ」でした!

  • 2007/09/25(火) 23:05:35 |
  • URL |
  • YULDUZ #-
  • [ 編集]

ウズベク人の名前に苦戦するのは最初のうちだけで、種類も少ないし、慣れれば何の抵抗もなく覚えられるようになりますよね。
しかも「ディリバル(かわいい)」とか「ユルドゥズ(星)」とか、ウズベク語の語彙がそのまんま使われてたりもするし、そういう名前がけっこう多かったりもするんですよね。

でも、外国人にとって日本人の名前というのも難しいんだろうなーと思います。私の名前は外国人にとって発音しにくい上に覚えにくいらしく、なかなかすぐには覚えてもらえないので、そこらへんは痛み分けって感じなんでしょうね。
最近は、渡辺謙のおかげで名字はすぐに覚えてもらえるようになりましたが…。

  • 2007/09/26(水) 00:34:40 |
  • URL |
  • ひろ #-
  • [ 編集]

モンゴル人の名前は、チベット語系以外は、ほとんどが普通の名詞なので、辞書を引くと覚えやすいですよ。
たとえば「チメグ」は飾りで、「ツェツェグ」は花だし、「トヤー」は「光」です。
逆に、モンゴル人の名前から、モンゴル語の語彙を増やすのも有効だと思います。

ところで、モンゴル日本センターには行かれましたか? 現地の情報がいろいろ手に入りますよ。

  • 2007/12/22(土) 05:55:40 |
  • URL |
  • むらかみ #mQop/nM.
  • [ 編集]

モンゴル人の名前のからくりは、私もモンゴル語を覚えながらだんだん分かってきました。
意味が分かってしまえばけっこう簡単なもんですよね。

ちなみにモンゴル日本センターですが、日本語教師のセミナーがあって一度だけ行きました。
あまり時間がなかったのでじっくり見ることはできませんでしたが…。

  • 2007/12/22(土) 10:44:22 |
  • URL |
  • ひろ #-
  • [ 編集]

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声調声調(せいちょう)またはトーンとは、言語において音の高低のパターンを区別することをいう。どんなパターンがあるかが問題であり、音の高低の位置的な違いを問題にする高低アクセントとは異なる。このような言語を声調言語(トーン言語)という。.wikilis{font-size:1

  • 2007/10/01(月) 14:57:08 |
  • 英語学習教習所

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