シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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モンゴルの女子大生の結婚観

「結婚」に関する話です。

たぶんどこの国もそうだと思うけど、特にアジアなんかにいると「オンナのたくましさ」みたいなものを痛感する場面が多いような気がします。やはりそれはモンゴルにおいても然り、で、この国では「飲んだくれる男としっかり働く女」という縮図を垣間見ることが多いような気がします。

私が勤める大学の中にも「既婚者で子どもがいる女子学生」なんてのは珍しくなく、秋口の暖かな気候の時分には子連れで大学に来ていた学生もいました。観光学部の日本語の授業で家族の人数を言わせたときなんかも、「私の家族は私と夫と息子の3人です」なんて言う学生もフツーにいるし、私と同じかちょっと年下ぐらいで、結婚してそれなりの年を重ね、家庭が落ち着いたので大学に通っている学生なんてのもいます。

大学の中で学生の絶対数が少ない日本語学科でも、各学年に一人か二人は既婚者がいて、つい先日も出産のため休学中の1年生(18歳)が 無事に男の子を出産、というニュースもありました。

そんな中、この2週間ほど3年生(男3名、女14名、うち既婚者2名)のクラスで「結婚」をテーマに授業をしていたんですが、その締めくくりに「理想の結婚」というテーマの作文を書かせてみたところ、なーんか結局みんな二十歳前後の夢見る少女だったんだなー。ていう感じの結果になってしまいました。

で、全体的に「モンゴルの学生の結婚観」まとめてみると、
 ・理想の結婚相手は「ハンサム」「かしこい」「面白い」「無口」。
 ・専業主婦はあり得ない。絶対共働き。
 ・23~25歳ぐらいで結婚したい。
……と、だいたいみんなこんな感じでしたが、ちょっと変わったところで3人の作文を無許可にて掲載してしまいます。

わたしはいつ結婚するのかわかりませんが、私といつか結婚するその男は私を愛せばいいです。こうすればじゅうぶんです。私はその男をだんだんあいしていきます。でも、その男は私を愛して、てつだって、いつも一緒にくらしてくれる。こんな気持ちがあれば私も愛します。

要は「あなたが私を好きでいてくれれば、私もあなたを好きになりますよ」的な、なんとも高飛車な発想です。根はとてもいい子なんですけどね。


私はかしこい男とけっこんしようと思っています。けっこんしたらしごとをやめることがありません。しごとをしながらおっとにいろいろなことをしてあげます。これらは私のぎむですから。もちろんかれはしごとをします。しかし私はかれにたすけてもらいます。子どもをいっしょにそだててもらう。みせにしょくひんをあつめてもらうなどです。

全体的に特に変わったことが書かれているというわけではないんですが、「店に食品を集めてもらう」という最後の一文に何となく胸を打たれてしまいました。


で、最後。今回最も異色の輝きを放っていた作品です。

私の結婚はとてもすてきなと思っています。そして、私は仕事をすると思っています。私の夫は家に子どもといっしょにいます。私は仕事が終わったとき、家に帰って、料理を作ってあげます。そして、夫は私と子どものふくをあらってくれます。私はたくさんおかねをあつめると思っています。

「稼ぐヨメ、洗濯する夫」という構図です。
でも、「肉体労働=男の仕事、頭脳労働=女の仕事」という観点から見れば、モンゴルの家庭をよく表しているとも言えなくはないのかもしれません。冬のモンゴルでの洗濯(もちろん手洗い)はけっこう過酷な労働だしね。


あ、ついでに、このクラスに3人だけいる男たちの中からも一つ紹介いたします。

私は23さいで結婚するつもりです。私のかのじょは楽しくて、しんせつで、かしこかったらいいです。私は結婚したらつまにいろいろなことをてつだってあげます。また、つまはひまなとき自分でりょうりを作ってあげます。そして二人の子供ができたらいいなあ。一人が女の子、一人が男の子いたらいいと思っています。また、毎年なつのときモンゴルの美しいところでりょこうするつもりです。できれば外国でりょこうしたらいいなあ。そして自分の子供たちをよく世話をしてあげます。これが私のぎむだからです。


やはり「現実を見る女、夢を見る男」というのは全世界共通なんだろうか…。

コメント

ドミニカでは自己紹介のときに、
「お父さん方の兄弟は○人で、お母さん方の兄弟は○人で、
お父さんとお母さんの子どもは私も入れて○人です。」
なんてことをよく聞きます。
そして26歳、結婚もしてないし子どももいないし彼氏もいない私は子どもに、
「esta lenta! sensei nunca va a casarse? ajajajaja~」
(遅いよ~先生は一生結婚しないの?あははは~)
と、笑われます・・。
腹が立つ以前になんだか悲しくなります涙

  • 2007/11/23(金) 10:45:39 |
  • URL |
  • さやか #SFo5/nok
  • [ 編集]

うーん。人間関係以外の楽しみとか娯楽とかが少ないところでは、やっぱり25過ぎて独身だったりするとまるで「あぶれ者」扱いだよね。
20代のうちは周りがいろいろ気遣ってくれて「相手、紹介しようか?」とか言ってくれることもあるからまだいいけど、30過ぎるとそれもなくなって、けっこう哀れまれたりしてくるので、そうなる前にいい相手見つけてね。

  • 2007/11/24(土) 13:01:42 |
  • URL |
  • ひろ #-
  • [ 編集]

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