シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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永田町からの手紙

なんか仰々しいタイトルですが、ホントにどうでもいいくだらない話です。しかもそんなどうでもいい話を長々と書いてしまいました。読まれる方は覚悟してください。

右の写真は私のアパートのシャワールームです。
こっちに来てしばらくたった頃、シャワーを浴びる前にお湯が噴き出す部分を何気なく見ていたら、何やらロシア語で書かれていることに気づきました。
で、よく見ると…



「сделано в ссср」・・・「メイド・イン・ソ連邦!」

…不覚にも壮大なロマンを感じてしまいました。この部屋のシャワー、少なくとも十数年前にソ連で作られ、モンゴルに流通したものが未だに使われているわけです。「なんかすげぇ」と思ってしまいます。この気持ちわかっていただける方は少ないと思いますが…。

ご存知の通りモンゴルというのは中国とロシアに挟まれた国ですが、そんな中でモンゴル人がロシア人や中国人のこと(特に中国人)をあれこれグチグチと言ってはいるものの、文字通り中国とロシアの「おんぶにだっこ」な部分が否めないというのも事実。
街を歩けば中国製品やロシア製品があふれ、行き交う車も今でこそ小ぎれいな日本車や韓国車が幅を利かせていますが、いまだにソ連製のごっついポンコツ車を見かけることも少なくありません。

そんなモンゴルの大学では、中国製の安いチョークを使っているんですが、これが果てしなく書きにくい。なんかツルツルしていてチョークのお粉が上手に黒板に馴染んでくれず、それなのに指先にはゴッソリとお肌の水分を持っていかれそうなほど粉がついてるし、黒板に書く前に「濡れぞうきん(黒板消し)」で先をチョチョっと湿らせないと使えないようなものばかり。

そんな中、まだ秋口の気候の穏やかだったある日の出来事です。
去年の春まで日本で半年間の研修を受け、帰国して職場復帰した日本語の先生(モンゴル人)が、日本の100円ショップで買ったチョークの箱(24本入り)を持ってきたところ、これがまぁビックリするほど書きやすい。「ぶっちゃけ中国のチョーク使いたくないんだけど…」とぼやいていたロシア語の先生(ロシア人)も大満足の日本の100均チョーク。100均といえどこれほどのクオリティのものを世に送り出している日本製品はあなどれず、この100均チョークは瞬く間になくなってしまい、今ではみんな元通り中国製のチョークを使っています。

それから時を経てつい先日のこと、コピー用紙がなくなったので市場でコピー用紙を購入しました。

私の勤めている大学では、コピー機やパソコンのプリンターは大学のものを使うことができるんですが、基本的にコピー用紙は自腹。日本のように学生全員に教科書が支給されるようなこともないので、先生方はみんなできるだけ本やプリントを使わないで授業をするようにしています。どうしても授業に使うハンドアウトなどが必要なときは、教師がおのおの自腹でコピー用紙を購入してコピーをして学生に配るか、先生によっては教科書一冊を学生に貸し出し、必要なページを学生自身にコピーさせるような手を使っている人もいます。

私の場合は授業の資料だけでなく絵カードとかもたくさん書くので、とりわけ紙の消費量が激しく、この5ヶ月弱ですでに三束目のコピー用紙購入となってしまいました。
で、私がいつも買っているコピー用紙は文房具屋にある中でもいちばん安い、薄い紙。もちろん中国製でなめらかさのカケラもないような手触りです。コピーをするときはもちろん両面コピーが基本です。

と、そんな日々を送っているわけですが、つい数日前のこと、授業を終えて教授室に戻ると、私の机の上にこんなモノが置かれていました。

日本からのエアメール

宛先は私個人ではなく、大学の日本語学科宛て。
で、送り主を見ると…

「東京都千代田区永田町○—△—□ 政府出版局」

………!! せ、政府出版局がこんなところにどんな御用ですか!?
まさか「ねんきん特別便!?」…いや、それはないか。

…などと思って恐る恐る開封すると、中身は何のこたぁない。紙が一枚だけ入っていて、
「日本政府から出版されている日本の情報冊子がweb上でもみられるようになりましたよ。今後ともどうぞよろしく。」みたいな内容。どうやら過去にこの大学の関係者が定期購読していたらしい。

しかし、この永田町からの手紙を開封した瞬間、心の底から大きく感動したことがたったひとつ。


日本政府、すんげーいい紙、使ってる!!

……今回のこの長文記事のオチにしてしまうほどの大感動だったんですが、この気持ちわかってくれる人、何人ぐらいいるでしょうか。ホントに厚くて丈夫でキメが細やかな「上質紙」ですゼ。

コメント

紙とチョーク

チョーク、100円ショップのものって中国製かと思っていましたが、、もしかして輸出用(とくに日本向け)は品質管理がきびしいのかも、、100円チョークかあ、、消耗品だからすぐになくなってしまいますね、う~ん。。

紙は日本のはきれい、ほんとそう思います。無料の印刷物当たり前で、そこらじゅうにあふれてますよね。ウズベクで日本語大会に向けて自分のスピーチを書いた紙を大事そうに一枚持っている子どもたちを見たときも、紙は大事なんだなあ、と感じました。野菜などを入れてくれるビニール袋なんかも、いまにも破れそうですもんね。日本の姿が当たり前ではないこと、ズシンと感じます。

  • 2008/01/21(月) 12:05:45 |
  • URL |
  • orientlibrary #-
  • [ 編集]

日本では当たり前のように片面コピーを大量にして大量に捨ててる(というイメージがある)けど、ホントに紙は貴重ですよね。(そのぶんリサイクルとかの技術も発展してはいるんだろうけど)
でも、ウズベクではたしかに一枚の紙をボロボロになっても大事にファイルしている子どもの姿、よく見ましたね。あの「AYGEN」の青いビニール袋も、持つところがヘナヘナになってもみんな使いつづけてるし…。

ちなみに日本のチョークはホントに書きやすいです。最近の日本はホワイトボードに移りつつあるようですが、個人的には黒板とチョークが好きなので、これからも日本の100均にはがんばって製産し続けてもらいたいです。

  • 2008/01/21(月) 20:41:50 |
  • URL |
  • ひろ #-
  • [ 編集]

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