シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「教師の日」…それは、教師の大変さを身を以て体験する日

モンゴルの祝日の話です。

モンゴルでは1月末だったか2月の何日だったかに「教師の日」という祝日があります。その名の通り、学生が日頃お世話になっている先生方に感謝し、いたわる日なわけですが、今年はその教師の日が旧正月休みと重なってしまっているため、大学では教師の日を前倒ししてのイベントが行われました。

で、具体的に何をするかというと、「学生が先生の代わりに授業をして、先生方にはゆっくり休んでもらう」という感じです。

…あ、念のために言っておきますが、学生と教師の立場が逆転するというわけではなく、通常の授業を学生が担当するということです。つまり、教師の日には3年生とか4年生の先輩方が、後輩たちの教室に入って先生の代わりに授業をしてくれるという。
そんなわけで、私も同僚の先生方からその知らせを聞き、私の担当する授業を4年生に代わってもらうことにしました。

しかし、学生による代行授業が行われる日の私の時間割は、「日本語会話(3年生)」と「文書作成(3年生)」のふたつ。

…うーむ。いくら4年生とはいえ、3年生の会話とか文書作成は難しいだろー。4年生の連中、断るんじゃなかろうか…。という心配もありましたが、この話を4年生に持ちかけたところ、拍子抜けするくらいみんなあっさり快諾。「誰がやるか」という話になったときに多少のゆずり合い、というか「押し付け合い」はありましたが、2つの科目のうちのひとつ、どちらかといえば簡単な方の「会話」の授業を4年生に受け持ってもらうことになりました。

まぁ、考えてみれば、学生たちのアタマには子供のころから「教師の日は学生が授業をするもの」ということが摺り込まれているわけだから、それを断るなどという思考回路は組み込まれていないのだろうと思います。
他の先生たちも、「教師の日なんだからゆっくり休みたい」ということで、各々の授業を学生に変わってもらった様子。

で、迎えた1月24日(木曜日)、学生による代行授業が行われるこの日の朝、いつものように大学へ行くと…

←だれも出勤してない……

ホントに休むのかよ、おい!

…と思ってしまいましたが、みんなこの日はすべて学生まかせということで、いつもより遅い時間に出勤。学生が授業している教室に入って、教室の後ろから学生にプレッシャーをかけるような野暮なこともせず、教授室で昼間から酒を酌み交わしていました。
モンゴルの教師と学生の信頼関係の強さを見たような気分です。

…が、心配性な私は、コソーっと学生の様子を見に行ってしまいました。


黒板に絵カードを貼りまくっているのが「ワタナベ流」を物語っています。

教師の日だからといって、うわべだけ教師に感謝するだけでなく、こうして身を以て教師というシゴトの大変さを経験するというのも学生にとってはいいコトです。モンゴルの教育現場には珍しく「なんと素晴らしい文化ではないかっ」と思ってしまいました。

ちなみに、今月末には大学主催による「教師の日恒例・1泊旅行」が控えています。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://springfactory.blog101.fc2.com/tb.php/70-f9ba98df
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。