シルクロードのバネ工場

ウズベキスタン、フィリピン、ベトナム、モンゴル、そしてシリアに渡った日本語教師のブログです

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万年筆保湿器(前編)

突然ですが、下の絵をご覧ください。



授業で使うために最近描いた「黒ヒョウ」の絵です。
「モンゴルでの日本語の授業に、なぜ黒ヒョウの絵が必要なのか」などという疑問はさておき、この黒ヒョウ、もっとカッコよく仕上がるはずだったんですが、黒ヒョウの持ち味でもある「威圧的な黒さ」が表現できず、いささか精悍さに欠ける黒ヒョウになってしまいました。

どうしてこんな仕上がりになってしまったかというと、その原因は「万年筆」にあります。

以前、絵教材(第3回)の記事にも書きましたが、私は絵を描く際、濃淡を表現するのに万年筆を使っています。
しかしこの万年筆、もうかれこれ8年ぐらい使っているんですが、モンゴルに来てから急にインクの出が悪くなり、線がかすれるようになって来てしまいました。さすがに長く使っているというのもあって、かなり手に馴染んでいるんですが、もともと安物(300円ぐらい)だったというのもあり、「そろそろ万年筆の替えどきなのかなぁ」などと思っていました。

そんなある晩のこと…

いつものように部屋で翌日の授業の準備をしているとき、なんとなく「冷たいお茶がのみたいなぁ」と思い、冷蔵庫に冷やしてあった紅茶と、氷を何個かグラスに入れ、そいつを机の上において引き続き作業をしていたところで、その冷たい紅茶入りのグラスを見て、あることに気づきました。

「グラスが汗をかいていない!」

今まで住んでいたフィリピンやベトナムといった熱帯の国では、冷たい飲み物を飲んでいるとグラスの外側に水分が付着し、グラスが汗をかいたようになってテーブルの上がすっかり水浸しになってしまうところです。が、ここでは冷たい飲み物があってもグラスがまったく濡れていない。…てことは、それだけ空気が乾燥しているということなんだなぁ…なんて思ったところで、はたと気づきました。

「最近、万年筆のインクの出が悪いのは、ペン先でインクが乾いて固まってるからなんじゃねぇの?」

…ということで、「万年筆救済作戦」の開始です。
まずは万年筆の解体および洗浄。

右の絵のようにペン先を水道の蛇口にくっつけて水を出し、インクを出しきってしまいます。

その後、ペン先にたまっているインクを完全に出してしまうため、ぬるま湯にペン先を一晩つけておきます。お湯が冷たくなってしまわないように、パール(暖房機)の上で保温しておきます。…すると翌朝にはペン先にたまっていたインクが溶け出し、お湯が若干ではありますが黒く染まっていました。



そして乾燥。空気が乾燥しているので、万年筆もすぐに乾きます。
これで万年筆は復活を遂げました。

しかし、これだけで安心してはいけません。空気が乾燥している土地で生活している以上、いままでと同じように使っていては、また同じことを繰り返すだけです。

そこで登場するのが……
←ジャムの空き瓶とスポンジ
コイツらを使って、万年筆を乾燥から守る「万年筆保湿器」を作ります。


そんなわけで詳細は次回につづく。

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